Series6は,キープコンセプトでしょうが…
先日,「Apple Watch Series6」のコンセプト動画に関する記事が紹介されていました。
しかしまあ,これまでの情報を総合的に考えると,Series6のデザインはキープコンセプトで行くことになるでしょう。つまりはSeries4以降のデザインそのまま。
Series4の登場時に,ベゼルを薄くするデザインを採用し,見栄えが一気によくなったApple Watch。
Series5では,常時表示ディスプレイを採用したものの,バッテリーもちが著しく悪化した上にチップ性能が全く変わっていなかったというお粗末ぶりを露呈しました。OSのグレードアップぶりの方が目立ちましたので,私は,
「だったら素直に筐体は据え置きでよかったのに…」
と感じました。無理して「新モデル」を謳う必要性はないのです。売上面を考えると「新製品」とアピールしたいのでしょうが,だったり最初から性能Upしていないことを公表してから売り出すべきかと…。
今年発表の「Series6」は,まずもってこのバッテリーもちの改善と,チップ性能の向上は絶対的な課題として突きつけられているはず。これに加えてOSとの連携によるヘルスケア項目の充実が行われることは明白です。
Touch ID等の新認証システムの導入も噂されていますが,どうでしょう?
2021年モデルで,デザイン一新,Touch ID・新ディスプレイ導入…というビッグチェンジが一気に行われる可能性の方が高いのでは…と,個人的には予想しています。
大きな変革が求められいる!
以前にも書きましたが,現状のApple Watchは「停滞している」と考えます。
他のWearOS等の追い上げが進まないので売上好調のようですが,しばらくApple Watchを利用しているユーザーからすると,
「そろそろ大きな変化を求めたい」
と受け止められる時期に来ているのではないでしょうか?
確かにOSは確実に毎年グレードアップされいますし,ヘルスケア面では機能が充実しています。しかし,私のように「ヘルスケア面ばかり充実されても…」と,Appleが考えるスマートウォッチの方向性に,疑問を感じているユーザーも多いのではないでしょうか?
私はスマートウォッチを「時計」という範疇で考えたいので,やはりApple Watchの盤面の魅力の薄さに嫌気が差し掛かっています。
Samsung,HUAWEI,Google等,WearOSの各スマートウォッチは,まずもって盤面のデザインや視認性にこだわった製品です。どう考えてもデザイン性からすると,Apple Watchのそれはあまりにもダサくてお粗末。選択できる盤面のバリエーションも,物足りません。
今回取り上げた「ベゼルレスApple Watch」の動画も,恐らくはこのような「革新」を求める気持ちから作られたものなのではないでしょうか?
盤面を見ているだけで気持ちが「上がる」…。
時計の魅力はそこにあります。スマートウォッチは,その上で,様々な機能を活用できるからこそ,常時身に付けていたくなるデバイスであるはず。
もはや,「Apple Watchを腕にはめているだけで気分が上がる…」といういう時代は終わりました。
今後は付加価値の時代。
特にデザイン。
自社でできないのだったら,早急にサードパーティーの盤面導入を許可すべきなのではないでしょうか?