「価格」以外の面で懸念されるMac Proの側面とは…
身の丈を越え,「Mac Pro + Pro Display XDR」を購入してしまった件について。
前回は,「Pro Display XDR」に目が向いた理由について書かせていただきました。
今回は,Mac Pro購入にあたって懸念されることについて。
当然最も懸念されるのは「価格」であるわけですが,今回はそれはさておき…。
これまでのiMacとは段違いの消費電力量と発熱問題についてです。
驚愕の性能の裏に,驚愕の電力・排熱事情あり
Mac Proの性能面に関しては,iMac等の一般のMacとは段違いということはご存知だとは思いますが,当然それに見合うだけのCPU,GPU,メモリ等を搭載しているわけで…。
特に,24コアのXeonやグラフィックボードが,そもそも一般的ではないのであって,そうなると当然そのパワーを発揮するための「電力消費」「発熱」を伴うことになるでしょう。
しかし,これに対してMac Proは万全の排熱構造をしており,例えばiMac Proが発熱のために性能を十分に発揮できないような状況になるような使用環境においても,十分余裕のある冷却性能を有しているようです。
このあたりは,YouTubeの「ミスト」 さんの動画に非常に詳しくまとめられておりますので,ご参考になさってください。
CPUのヒートシンクや,3連の冷却ファンなど,内部を冷やすための装備が半端なく,ガンガン使っても驚くほど内部温度が上昇しないようです。サーマルスロットルの心配云々は別にしても,単純に内部温度が低いことでマシンが安定して動作するはずですので,この辺が「さすがはMac Pro」と言えるところでしょう。
しかし,その反面,「ヒーターか?」と思えるくらいに室内を暖めてくれるようで…(汗)。Macの「内部」は心配要らずとも,「外部」はかなりヤバメのようです。
普段使いでの発熱量がどの程度なのか…。これから梅雨から夏を迎えますので,非常に気になるところです。
電力消費は思ったほどではない?
「最大1400W」とも言われるMac Proの消費電力。
当然それは「ぶん回し状態での上限」でしょうから,普段使いではそのまでは行かないのでしょうが,Appleが公式に言及している数値では,電源を入れただけの状態で数百W…とのこと。
戦々恐々としていましたが,上記のミストさん動画では,もちろん消費電力量はiMacProと比べてもかなり多めではありますが,「目玉が飛び出るほどの…」とまではいかない印象を受けました。Appleとしても,かなり余裕をもった公表のしかたをしているようです。
しかし,「大食い」であることは間違いがないMac Pro。
さすがに電源投入ととももブレーカーが落ちて…ということはなさそうですが,他の電化製品や電気代への影響が気になるところではあります。
さて,この夏は「大型電子ヒーター」を使っての生活となるのか?
かなり気になる部分ではありますね。
★★追加情報★★
先日来お知らせしていた「Pro Display XDR」の配送トラブル。
予定よりも遅れて,6/16に到着しました。
問題となっていた外箱のたわみはこのようにDHLのテープでなんとも大雑把に養生されていました(これ,養生したうちに入りますか?)。
内部の「Pro Display XDR」は大丈夫のようですが,Mac Proが来たらすぐさま接続して確かめねば…。
そのMac Pro。
こちらは予定が早まり,「6/18」に届くことになりました。
危ない!
「Pro Display XDR」がダメージを受けていて再発注にでもなっていたら,Mac Pro本体が到着しても,使えないという地獄の展開でした。