やはり27インチiMacの後継機はIntelMacを踏襲する
WWDC2020で,Appleが「Apple Silicon」を唱えたことで,一気にiMac周辺がざわついています。
本ブログでは,
「27インチiMacが,29〜32インチへとディスプレイサイズが拡大され,24インチ同様のベゼルレス&Apple Silicon搭載モデルで来るのでは?」
という情報に対し,「24インチ」から発売するAppleSilicon Macの発表の順番や,Apple Siliconのチップパワーとを勘案すると,
「27インチモデルは,IntelMacとして従来通りのマイナーチェンジをするのでは?」
という予想を立ててきました。
そして…。
この度,Intelの「Comet Lake-S」を搭載したと思われるiMacのベンチマークスコアがリークされたようです。
これが「本物」であれば,本ブログの予想通り,27インチiMacのApple Silicon化は,当面は先送りされることになるはずです。
搭載されるのはAppleオリジナル版?
記事によると,
新型iMacのものらしきGeekbench 5スコアの画像を,Twitterユーザーの_rogame(@_rogame)氏が投稿した。モデル名「AAPJ1851,1」のこのモデルは,10コア20スレッドのIntel Core i9-10910を搭載している
とのこと。
実際のスコア表がこちら。
ここで問題なのが,「Core i9-10910」という型番が,Intelのラインナップに存在しないことですね。こちらがIntelのラインナップ。
しかしまあ,AppleがIntelの純正品に手を加えたCPUを搭載することは今に始まったことではありませんので,恐らくは今回も,iMac用にチューニングされたCPUが搭載されるということなのでしょう。
記事では,「Core i9-10900」の性能アップ版と捉えているようですが,どうでしょう。
これまでの予想記事を振り返ると,新型iMacの最上位CPUには「Core i9-10900K」が搭載されるのでは…とするものも多く存在しました。
今回のベンチマークは「K」なしの「10910」なのですが,クロック数と消費電力量を比較すると,「無印10900」よりだったら,「10900K」の方が,ベースモデルのイメージに近いのでは…?
性能は上げたいが,消費電力が上がりすぎるのは困る…という思惑により,クロック数を下げて消費電力量を抑えるというのであれば,理に適っているようにも思えます。
それでも「K」が付かないということは,あくまでも「無印版」がベースなのか?
それにしてはTDPやベースクロック数が大きく上がっている結果からは,「性能と消費電力や安定性」の狭間で揺れたAppleの姿が透けて見えますね。
ますます「旧デザイン」での登場が強まった!
今回の情報で,ますます「27インチ後継iMac」は旧式のデザインで登場する可能性が強まったように感じます。
Apple Silicon化しての薄ベゼルで来るのは24インチのみ。恐らくは性能的に考えて廉価版という位置付け。
そう考えると,27インチiMac後継がApple Silicon化するのは,速くても来年。私はApple Siliconの高性能化は,それほど簡単ではないと思いますので,2022年にずれ込んでもおかしくないのでは…と考えます。
さて,実際はどうなることやら…。