CANON「EOS R5/R6」のボディ内手ブレ補正の効果や以下ほど?
発表後の予約数が絶好調と見られる,CANON「EOS R5/R6」。
CANONが社運をかけているだけに,絶対に失敗は許させない機種です。
さて,とかく「R5」の動画性能が話題に上りますが,今回発表された両機種がCANONにとって初の「ボディ内手ブレ補正搭載機」だということも忘れてはなりません。
これまではレンズのIS機能に委ねられていた手ブレ補正が,IS非搭載レンズでも使える…ということは,誰しもが待ち望んだことでしょう。
また,IS搭載レンズであれば,なんとボディ内手ブレ補正との相乗効果もあるという情報も早々に漏れていましたので,その効果のほどを楽しみにしていました。
この度,レンズごとのボディ内手ブレ補正効果に関する情報が出ました。
結構意外なデータとなっています。
CANONがレンズごとの「補正段数」を発表!
上記記事内にも,実機を操作した上での印象が書かれているわけですが,CANONのHPには,レンズごとの「補正段数対応表」なるものも登場しています。
これを見ると,結構意外なことが見えてきます。
上記の中で私の所有している「24-70 f2.8L」「50 f1.2K」「35 f1.8 Macro」の補正段数は,それぞれ「8.0段」「7.0段」「7.0段」となっています。
まずもって感じるのが,
「もともとISがついているレンズの補正が強いのはわかるが,ISなしの50 f1.2Lの補正段数も7.0とものすごいことになっている…」
ということです。
これまでは,
「ISがついているレンズに関しては,噂されていた最大8段に近い効果が出るものの,ISなしレンズに関しては数段ほどの効果があれば御の字だろう…」
と考えていたわけです。
それが,もともとのISはさほど関係ないほどのデータが出てきたため,
「CANONの言っていたレンズとボディの協調補正とは何だったのか?」
という気持ちになってしまいました。
そして,ムクムクと湧き上がってきたのが,
「本当にそんなに効くの?」
という思いです。「最大」という言葉には裏があるだろう…ということは理解しながらも,そんなにうまい話はないだろう…という自己防衛本能も働くわけです。
そんな中,価格コム内では,
「実際に試し撮りをしたところ,RF85 f1.2Lでは,"3段分"の効果を得るのがやっとだった」
という口コミもあります。
使用環境によって手ブレ補正の効き方が異なるということは承知の上ではありますが,果たしてCANONの言い分に信憑性があるかどうか…については,早く手にとって調べてみたいという思いでいっぱいです。
「レンズのイメージサークル」の大きさが関係?
記事を見ると,
「補正効果は,レンズのイメージサークルの大きさによって左右される」
という説も報告されています。
実際の「効きの差」に関する理由付けに関しても,ぜひ知りたいものですね。