高感度撮影に期待の「EOS R6」の画質はいかに?
EOS R5を早々に手に入れることに関しては諦めモードです。
しばらくは,手持ちのRPを使いながら,RFレンズの性能を楽しみたいと思っております。また,これまで殆ど使用してこなかった動画撮影の練習を開始してみようかとも…。
さて,R5よりも1ヶ月遅れて登場する「R6」に関し,DPReviewの画質比較ツールにデータが公開されたという記事を見かけました。
果たしてその実力やいかに?
んっ? 高感度帯の有利さを感じないですが…
記事によると,
DPReviewの画質比較ツールにEOS R6のRAWとJPEGの感度別のデータが追加され,他機種との画質の比較ができるようになった
とのこと。
上記の記事内には以下の画像が紹介されています。
一見して分かるのは,「RP」のノイズの多さです。1機種だけ大きく見劣りしますね。ノイズ,解像感とも劣る印象です。
さて,肝心の「R6」ですが…。
正直,他のメーカーよりもノイズが多いように見えますし,解像感や色再現性でも見劣りするように感じます。皆さんはどのような判断なさいますか?
DPReviewの元ページでは,各機種の画像を詳細に比較できます。
こちらで様々な部位を比較してみたのですが…。
やはりR6画像が優れているとはお世辞にも言えない状態でした。
結構衝撃的だったのは,iso100という低感度時の画像比較では,むしろRPの画像の方が優れていると感じたことです。
例えばこの比較。どうでしょう?
解像感もRPが優れているように感じますし,偽色ののり方もR6はひどくないですか?
別の部位で比較しても,R6のパープルフリンジが結構盛大なのが分かり,かなり残念な結果となっています。
画素数を抑えた意味が…
「R6」は,画素数を「2,000万画素」に敢えて押さえ,高感度撮影と連写製に特化したカメラになっているはずです。
センサーも「1DXⅢ」のディチューン版を搭載し,特に高感度時の画像品質には大いなる期待を抱いている方々が多いはず。今回のデータが「製品版」とは限りませんので,ここで結果を断言するわけにはいきませんが,もしこのままで行くと,期待はずれと評価されることになるのではないでしょうか?
また,低感度帯の画像でも不満点があるようにも思えます。
RPと比べて画素数が低いという点を考慮したとしても,
「本当にこれでいいのだろうか…?」
と感じてしまうのは私だけでしょうか?
さて,「R5」の画質やいかに?