iOSの歴史を辿る…
以前に,歴代のiPhoneを辿る記事をご紹介したことがありました。
この中で,様々なスペック,機能が搭載されたり消え去ったりしてきた中で,その評価は「最終的に使い勝手に帰着する」という考えを記しました。
どんなに革新的でも,見栄えがよくても,結局iPhoneは「使ってなんぼ」のデバイスです。気持ちよく使えてこそのスペックであり,機能…。その上で,先代から無理なく発展し,バッテリーもちが最強となった現行の「iPhone11Pro」がベスト…という考えに,現在でも迷いはありません。
この「歴代のiPhone」をまとめたYouTubeチャンネルが,今度は「歴代のiOS」をまとめているようです。こちらもなかなかおもしろい!
ゆっくりと,しかし確実に成長を遂げているiOS
この記事は,Apple ExplainedがYouTubeチャンネルで公開している動画,「iOSの歴史」から,iPhoneOSとiOS,iPadOSの系譜を振り返ったものです。
元の動画はこちらですね。
歴史を辿っていくと,個人的に感じたのが,
「iPhone本体の進化よりは,その成長の度合いがゆっくりだな…」
ということです。まあ,表だった見栄えに直接関与しない部分もありますので当然かとは思います。
しかし,
「iPhone本体よりも着実に成長を遂げていることを実感できるな…」
という印象も受けました。
特に,今秋登場予定の「iOS14」においては,iPhoneのホーム画面上に任意の大きさのWidgetを配置できるようになります。
これ,見た目的にも,機能的にも,iOSの歴史の中でも相当大きな変化だと考えます。iPhone本体の変化に関しては,今後それほど革新的なものは期待できないと思われますが,ことOSの分野においての伸び代は,相当に大きいのかもしれません。
各OSとの融合がAppleのキモ
加えていうなら,AppleデバイスにおけるOSの魅力は,その「連携力」です。
iCloudを介した連携で各端末の情報が連結されていたり,データの受け渡しができたり…。私にとっては,この部分こそがAppleの各OS・デバイスが活かされる最高の場面だと考えています。
また,今後,OSの壁を越えてアプリの共有ができたりと,OSの機能を単独で考えるだけでは追いつかないような真価を遂げていくはず。OSとハードとの境目が分からなくなるほどの真価が遂げている状態って,正に「ユーザーの使い勝手」を最優先させた結果なのでは…とも考えます。
Appleが,各OSをどのように発展させ,かつ融合させようとしていくのか…について,今後も注視していく必要がありそうです。