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住野よる「この気持ちもいつか忘れる」が9月16日に発売!〜小説にTHE BACK HORNのCDがついてくる? 音楽と小説が異例のコラボ〜

住野よるさんの新刊は音楽とのコラボが売り?

 「麦本三歩の好きなもの」以来の,住野よるさんの新刊が発売されるようです。 

 住野さんの文章の魅力と言えば,瑞々しい感性が溢れるともに,読み手に絡みつくような粘着性のある文体と張り巡らされた伏線で,登場人物の心情をえぐるように表現する描写力にあると考えます。

 今回の「この気持ちもいつか忘れる」は,当然そんな文章そのものにも期待するわけですが,なんと「CDがついてくる…」というわけの分からないコラボ作品となっているようで…。
 調べてみると,小説連載当初からの関わりがあるようでした。
 9月16日の発売予定です。

 

「週刊新潮」連載当初からのコラボ

 調べてみると,「この気持ちもいつか忘れる」は,2018年9月より週刊新潮での連載が始まった作品のようです。

 当初より,ロックバンド「THE BACK HORN」とのコラボプロジェクトとして動き出したようで,作品の描写そのものにもこのバンドの楽曲の雰囲気が活かされているようですね。

 YouTubeでの映像との連携も図られていたようで,若い作家さんの斬新な作品づくりの手法に圧倒されますね。

 上記の記事内には,作品の紹介もされておりまして,住野よるが描く「高校生男子と異世界女子の物語」というタイトルがありますね。

「この気持ちもいつか忘れる」の主人公は,退屈な毎日と周囲に飽き飽きしながら生きる高校生のカヤ。彼にとっては,ランニングの途中で立ち寄る寂れたバス停の待合室だけが,ありのままの自分でいられる場所。そんなカヤが16歳の誕生日を迎えた夜,待合室に現れた不思議な少女が彼の世界を一変させますが……。

「高校生男子と異世界女子の物語」である本作。住野さん自身が「今までの主人公でいちばんかわいい」「書いていてはじめて映像でこれを観たいと思いました」と語るほどキャラクターが魅力的な,ファンタジー要素のある作品となっている

と紹介されています。

 本の帯には,「初の恋愛長編」という文言があります。

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 んっ?
 「君の膵臓をたべたい」は恋愛小説ではないのか?
 「青くて痛くて脆い」は?

 住野さんの定義する「恋愛小説」とはなんぞや…という観点でも楽しめそうですね。個人的には,ストーリー展開からして「よるのばけもの」のようなファンタジー要素の強さを感じるのですが,あえて「初の恋愛長編」とするからには,何かしらの明確な違いがあるのでしょうね…。

 正直,音楽とのコラボにはさほど興味はありません。純粋に住野さんの文章を楽しみたいと思っています。
 待ち遠しい!

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