「WH-1000XM4」がついに発表!
ついに来ました。
かねてから,「間もなく…」と噂されていたSONYの「WH-1000XM4」がついに発表です!
9月4日の発売!
すでに予約もできる状態になっており,私は早速ポチりました。
音質で「MOMENTUM Wireless3」と対抗できるかが鍵…
今回の第四世代では,聴いている場所の状況をAIが認識して,設定場所につくと自動で最適な設定に切り替わるという「アダプティブサウンドコントロール」が大きな売りのようですね。SONYとしては,単純なヘッドホンとしての機能に,どれだけの付加価値を付けるか…という点について頭をひねったようです。
しかし…。
私が期待しているのは,「単純なヘッドホン」としての機能のみです。SONYのノイキャンヘッドホンと言えば,
「ノイキャンは最高だが,音質が…」
という印象が拭えません。以前にも,この点が大きな課題になる…ということを書かせていただきました。
恐らく,「WH-1000XM4」においても,「ノイキャンの効き」に関してはトップの性能を誇ることは容易に予想できます。
HPを見ても,これまでの弱点であった「人の声」の周波数帯の強化がなされているようです。
ノイキャンの効き自体も,第二世代までは「キーン」とした「いかにもノイキャン」という感覚が強かったものの,第三世代はだいぶ解消されていました。若干の違和感は残ったままですが…。
問題は音質です。
こちらも,どうしようもなかった第二世代に比べ,第三世代は解像感・分離間が少しだけまともになった印象を受けました。しかし,合格点にはほど遠い音です。耳と音との間に何層も幕がある感じ…。だからこそモヤモヤして聞こえますし,解像感も物足りないのです。音場,音の立体感,艶等も同様…。
私が愛用しているゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless3」は,この音質の部分でクラス最強です。というか,ワイヤレスで,しかもノイキャン機で,あれほどの音質が出せるなんて,にわかには信じられないほどの音だと確信しています。
解像感,分離間,音場,定位間等の各要素が実にしっかりしていますし,低→高音の繋がりと吹け上がりのよさが素晴らしい。しかも音の厚みがあるので,艶を感じます。
ノイキャンはSONY機に比べて若干弱いと思いますが,それでも一旦音楽をかけると外部の音が入ってこないのですから,音楽用途としては何の問題でもありません。
今回の「WH-1000XM4」においては,ドライバーの改善,高音質化のための「DSEE Extreme」など,音質向上のためのアピールもしっかりとされいます。
しかし,私にはこれまでの「1000XM」シリーズで言われていた「高音質」という概念に疑いをもっていることもあり,果たしてどれほど「普通に良質の音楽を楽しめる」チューニングになっているか…が気になるのです。
発売まであと1ヶ月弱…。
「SONY,ついにやりよった!」
となるのか,
「やっぱり音楽を聴くならMOMENTUM Wireless!」
となるのか…。
怖くもあり…。
楽しみでもあり…。