Appleデバイスの魅力とは…?
Appleデバイスの魅力とは…?
この疑問に関しては,本ブログでも何回か話題にしてきたことですが,
①iPhone,iPad,Mac等のデバイスそのものの魅力(OSも含めた操作感,質感,感性に語りかける部分等を含めて)
②デバイス間の連携の秀逸さ
ということに尽きるのではないでしょうか?
①に関しては,「多少コスパが悪くても,使いたくなる…」という有機的な温かさを感じますし様々な面でのセンスのよさも光ります。
②に関しては,iPhone−iPad-Macでの情報がiCloudで全て紐付けられており,1つの端末で行った操作や情報が他の端末でもノンストレスで受け継がれる…という,一度はまったらもう抜け出すことができない心地よさがありますね。
これらの「中毒性」を可能たらしめているのは,
「OSもハードもサービスも,Appleという1つの企業が手がけている」
という絶対的な統一性です。全ての事柄が同じ方向を向いて進む…という,多企業が携わっていては決して成立しない土壌が,Appleにはあるのです。
WindowsPCは確かにシェアからすると圧倒的ですが,MicrosoftのモバイルOSやモバイル端末はと言えば,無残な状態。
方やモバイル界の雄Androidも,PCの土壌を持っていませんし,AndroidOSを搭載する端末は多種多様であり,使用できる機能にも機種ごとの制限が付いたりします。
「MicrosoftとGoogleがタッグを組めば…」
という考えは以前から持っていたのですが,この度おもしろそうな記事を見かけました。
Windows10の新機能で,AndroidアプリがWindowsPCで操作可能になる?
Galaxy限定の制限が緩和されれば…
記事によると,
Microsoftは8月21日(現地時間),Galaxy Note20と同時に発表された,Windows 10のスマホ同期アプリの新機能を,一般に公開開始したと発表した
ということです。
Windows 10 October 2018 Update以降を実行するPCと最新のスマホ同期アプリが必要で,スマートフォンとPCが同一のWi-Fiネットワークに接続している必要がありますが,スマホ同期を通じて,Androidスマートフォン上のアプリをWindows 10から起動・操作を可能にするそうです。
惜しむらくは,「操作できるアプリが1つのみであること」「Galaxy限定の機能であること」が上げられます。
ただ,今後MicrosoftとGoogleが本気になって協力していけば,WindowsPCとAndroid端末との間で,様々な情報が共有できるのではないでしょうか?
今回は「1つのアプリ」ですが,Appleデバイス宜しく全ての分野における情報をクラウド間連携して紐付けることができれば,現在の「Appleデバイス間連携」の優位さは消滅することになり,コスパに優れるWindowsPCやAndroid機に乗り換えようとするユーザーが出てくることになるでしょう。
問題は,「Microsoft」「Google」という巨人同士が,どれだけ腹を割って話せるかということ。もしこの点がクリアになるのであれば,Appleにとってかなりやっかいな問題になり得ます。
しかし,個人情報の問題等を含め,複数の企業が関わっているだけに踏み込めない部分も多いはず…。「本気」になれないのであれば,Appleの攻勢は緩むことはないでしょう。