やはり魅力的なiPhoneの残存価値
「Appleのブランド力」
という言葉をよく聞きます。
デバイスの製品的な性能の高さ,デザイン力等,斬新な機能等,Appleの魅力を挙げていけば相当の数になるはずですが,こと「資産価値」という観点で見れば,ダントツで「業界No.1」と言えるのではないでしょうか?
「コスパの悪さ」を指摘されるApple製品ですが,数年使用したMacでも結構な高値で取引されるなど,「買い換え」を考慮に入れるのであれば,そのリセールバリューの高さ故,そんなに「高すぎる」こともないのでは…と考える次第です(初期投資は大きくなるでしょうが…)。
このことは当然iPhoneにも言えるわけで,特に世界中でも一番と言えるほどのiPhone人気を誇る日本においては,Appleや量販店での下取り価格やヤフオク等での落札価格を見ても他のAndroid機との差はかなり大きいようです。
そんな中,英国におけるiPhoneと他のAndroidメーカーとの残存価値を比較する記事を見かけました。
英国でも相当にiPhoneが人気のようです。
英国で2年後も40%の残存価値!
記事によると,
英MusicMagpieが,スマホのブランド別残存価値(残存価値減少率)を報告し,iPhoneの残存価値は主要スマホブランドの中で最も高く,発売から1年後で57%,2年後でも39%の価値を維持している
とのことです。
以下のように比較の資料も提示されています。
結果は一目瞭然。「ダントツ」といっていい結果ですね。
傾向とすれば,
「iPhone>>>Galaxy>>>>>>>>>その他のAndroidメーカー」
というところでしょうか。
GalaxyはiPhoneに比べるとかなり残存価値が落ちるものの,その他のメーカーに対しては明確なアドバンテージを確立しています。
逆に中華勢は性能やコスパの高さという点で,購入時の満足度は高いのかもしれませんが,ことリセールバリューという点では,かなり落ちてしまうようです。
気になる「Google」の人気のなさ…
個人的に非常に気になるのは「Google」の人気になさです。
本来であれば,「AndroidOS」を束ねる側として,大人気機種を有していてもおかしくないわけですが,どうも「Pixel」シリーズの弱さが「残存価値」からも垣間見える結果となりました。
最近のPixelシリーズも,鳴り物入りでリリースはするものの,販売に苦労してすぐに期間限定の「値引きセール」をおこなったり,廉価版を追加販売したりと,「価値を下げてしまう」負のスパイラルに陥ってしまっているように見受けられます。
最近になって,時期Pixelの情報も飛び出してきています。
しかし…。
これまでの状況を打破するようなブレークスルーの噂も聞きませんので,現状の傾向が改善されるようには思えませんね。
「巨人」とも言われるGoogleですので,どこかで歯車が噛み合えば未来はあるように思います。
ただ,現状の雰囲気に関して言えば,Windowsの絶対的な強みを生かし切れていない「Microsoft」と重なる部分を感じます。
まあ,逆に言えば,独自のOSを展開し,各種デバイスで確固たる地位を占めているAppleって,やはりすごい…と考えることもできますね。