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「AppleSilicon Mac」の性能は,「16インチMacBook Pro」以上であることは確定的か?〜DTKでのパフォーマンス比較から〜

DTKと16インチProとのパフォーマンス比較が公表

 2020年中に,MacBookPro13インチとiMac24(23)インチに搭載されると言われている「Apple Silicon」

 Intelチップとの決別という,Mac史上での大変革期を迎えようとしているわけで,一体どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか,楽しみで仕方ありません。

 本ブログで何度も言及しているとおりに,当初発売されるはずのMacBook Pro13インチ,iMac24インチという,比較的パフォーマンスが低めの機種では恐らくApple Siliconでの対応が可能だと思われますが,iMac27インチ(ディスプレイサイズ拡大の噂もあり),iMac Pro,Mac Proといった,高パフォーマンスが求められる機種において,本当にIntelチップを凌駕するほどの性能を発揮できるか…という部分が大いなる疑問点です。
 外部GPUとの絡みもあるでしょうし。さすがにSoCチップ単独でのやりくりには限界があるのでは…と考えるのですが,どうでしょう?

 さて,とりあえずはMacBook Pro級のパフォーマンスが本当に担保されているのか…という点ですが,ここにおいては安心してもよさそうです。
 AppleSilicon Macは,Corei9搭載16インチMacBookに匹敵する?

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真の実力はすでにIntel超え?

 記事によると,

Macweltは2020年8月末にDTK(Developer Transition Kit)を入手後,Xcode 12を使用してAppleシリコンとIntel両方のコードをコンパイルし,どちらのプラットフォームでも動作するユニバーサルアプリに変換する作業を実施した

とのことです。

 Apple Siliconのベンチマークは,Geekbenchで公表されていますが,こちらは「Rosetta 2」のIntelエミュレーションモード上のパフォーマンスであり,AppleSiliconの真の実力を出し切れていないことから,今回は,AppleシリコンとIntel両方のコードをコンパイルし,どちらのプラットフォームでも動作するユニバーサルアプリに変換する作業を行った上でテストが行われたようです。

 このような手順を経て,同メディアはSwiftとSwiftUIで「Apple Silicon Benchmark」と呼ぶオリジナルのベンチマークツールを作成し,A12Zを搭載するDTKのパフォーマンスを測定したとのこと。
 その結果は以下のようになっています。

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 何と,ネイティブの「A12Z」は,「Corei9」を凌駕する性能を発揮しています!
 この「A12Z」は,現在のiPad Proに搭載されているチップであり,iPad Pro(2018)に搭載されている「A12X」と同性能のチップだとして,散々にたたれたものです。

 そう。当然今後登場するApple Siliconは,iPhone12に搭載される「A14」をベースにしたものになるはずですので,このデータ以上のパフォーマンスを発揮することは確実です。13インチPro級のモデルでは,チップ性能という点では心配いらないのかもしれません。

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問題は汎用性

 しかし,単純にネイティブでの性能が高いからといって,諸手を挙げて喜ぶわけにも行きません。

 Windowsベースのアプリとの親和性,外部GPUとの兼ね合い,「Rosetta 2」運用時とのパフォーマンス格差等,実際に快適にMacを活用することを考えると,様々な問題点が浮上してくることは明らかです。
 基礎体力がいくらしっかりしていても,ユーザーにストレスがかからないように動作しないのでは意味が無いわけで…。

 さて,Appleはこのあたりをどのように捌いてくるのか…。
 個人的には,Parallelsが動作することは必須かな?

 

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