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SONY「WH-1000XM4」レビュー②〜取って出しの音質編 これは…一聴でただ者ではないと悟る〜

「WH-1000XM4」の取って出し音質は?

 SONYの看板ヘッドホン,「WH-1000XM4」のレビューをしております。

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 先日は,「開封・セッティング・ファーストインプレッション編」をお届けしました。 

 今回はエージング前の「取って出し」状態での音質チェックです。
 この手のヘッドホンはエージングで音質が豹変することが多いわけですが,現状の「絶対王者」に君臨している,ゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless3」は,当初は低音ばかりが目立ち,このままでは大変…と思った記憶があり増す。
 イヤホンの「MOMENTUM True Wireless(初代)」が,当初はピーキーでツンツンしていただけに,同じメーカーでもこんなに違うのか…と驚きました。 

 しかし,数十時間経過した後は,「これでワイヤレス?」と疑うほどの艶っぽさを奏でるようになりました。

 さて,今回の「WH-1000XM4」は,どうなりますか…?

 

「これはただ者ではない…」と感じます

 これまでの「WH-1000XM4」関連の記事でも再三書きましたが,私としては「MOMENTUM Wireless3」を音質で超えるノイキャンヘッドホンは出てこないだろう…と,正直考えておりました。

 当然初聴きの際にも,内心そのように考えながら「WH-1000XM4」を耳に当てたわけですが…。
 一聴しただけで,
「このヘッドホン,音質の面でただ者ではない…」
と感じてしまいました。かなりショッキングな瞬間でした。

 優れている点を挙げていくと…。

①とにかく解像度が高い
②完全なモニター機(分析的に効くには最適解)
③安泰したフラットな音質
④「MOMENTUM Wireless」が鈍重に感じるほどの(軽めだが)スピード感,アタック感のある音

 しかし,「MOMENTUM Wireless3」と比較すると,明らかに物足りない部分もあります。

⑤デフォルトでは低音が強めでかなりボワ付いている
⑥モニターライクであるが故に,音に艶や色気がない(軽すぎる)
⑦分解能が非常に高い分,ここの音の輪郭がはっきりしており,分析的に聴くにはいいが,音のつながりが悪く,それぞれの音が浮き上がっているように聴こえる
⑧高音側は,解像度はあるが,一枚ベールに包まれているような不透明感がある

 「WH-1000XM4」と「MOMENTUM Wireless3」は,好対照な機種と言えます。

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 「WH-1000XM4」はフラットな音質のモニター機。
 対する「MOMENTUM Wireless」は「音楽全体」を心地よく聴くリスニング機です。

 それにしても,「WH-1000XM4」の後に「MOMENTUM Wireless3」を聴くと,鈍重で解像感がないように感じてしまったのには驚きました。
 「MOMENTUM Wireless」も解像度は悪くない機種です。それだけ「WH-1000XM4」が優れているということ。

 しかし,いかんせん,取って出しの状態では「解像度が高いのに音が軽い」という状態。これに音の繋がりの悪さが合わさって,違和感が残っています。
 最近の経験で言えば,Technicsの「EAH-AZ70W」のような印象。まあ,「EAH-AZ70W」ほどの違和感はありませんが,人工的なチューニングが強くでているということでしょう。

 

エージングでの「化け具合」が楽しみ!

 もちろんエージング前ですので,アラも見えるわけですが,そんな状態でも「MOMENTUM Wireless3」と比較したくなる音質ではあります。かなりの実力があることは明らかです。

 エージングで「艶」や「音のつながり」の部分が改善されれば,正にオールナイティに活用できるかもしれませんし,「MOMENTUM Wireless」の絶対性が失われるほどの可能性を秘めていると実感しているところです。

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 さらに,付加的な部分での好材料もありまして,それは,
「イコライザーの効果が非常に出やすい」
ということです。

 「低音が強め」なデフォルトの音質ですが,イコライザーを利用すると,非常に分かりやすく音質が変化することを確認済です。
 しかも,音質に変な癖が付くような変化ではありませんので,かなり自分好みの音質に追い込むことができそうです。

 さて,一体どんな音質が本機の「実力」なのか…。
 エージングが進むまで少々お待ちください。

 次回は,本機種のウリでもある「ノイズキャンセリング」について。