iPhoneの多様性の需要を証明した「iPhoneSE(第2世代)」
10月といわれているiPhone12の発表まで,1ヶ月ほどとなりました。
当然様々な噂が飛び交ってはいるのですが,「5Gの仕様」「双方向Qi充電の有無」等,この段階になっても錯綜している部分があるのは,未だにAppleの秘密保守の名残が残ってる感じがして興味深いですね。
最近は様々な情報がかなり高い精度で事前に漏れ出すようになってきていますが,最終まで機種名が分からなかったり,確実視されていた機能が付いていなかったりということも多く,正誤を含めてリーク情報の追跡を楽しんでいる自分がいます。
さて…。
4月に登場した新型iPhoneSEが好調なこともあり,コロナ禍の下でもAppleの業績が好調であるということは以前にお伝えしました。
「安価」で「コンパクト」なiPhoneの需要は相当数ある…ということがこれで証明されたと感じます。
以前は,
「iPhoneSEのようなニッチな機種は,出しても売れない」
という内容の記事が多く見られましたが,これに対して賛成できずにいた私としては,溜飲を下げた思いです。
もちろん主流は,現行「iPhone11」のような機種なのでしょうが,iPhoneXSあたりから,「Pro」に当たるフラッグシップ機が思うように売れなくなっているのはもはや明らかです。
次第につり上げられる機種代には,さすがに一般のユーザーはなかなかついて行けません。しかも,性能的には大概のスマホが及第点を与えられる分けで,以前のような,
「フラッグシップ機出なければ最新の利益を享受できない」
という面も相当薄れてきていますので。
そんな中,5.4インチとされる「iPhone12」や,値下げされて販売継続になるのでは…とされる現行の「iPhone11」に関する記事が来ています。
単純に,選択肢が増えることはいいことです!
コンパクトiPhoneは,iPhoneのアイデンティティそのもの…
「5.4インチ」に関しては,現行の「iPhoneSE」よりもコンパクトになるようですね。
ディスプレイサイズが小さい機種よりも筐体が小さくなると言うことで,ベゼルレスの恩恵をたっぷり感じ取ることができそうです。
この機種の意義に関しては,数年前の「iPhoneSE2」の噂以来,繰り返し主張してきました。
元来,iPhoneのコンセプトは「コンパクト」であったはず。
それが,iPhone5以降のサイズ拡大路線で大きく変わってしまいました。ジョブズが存命だったら,Android機に対抗するような画面拡大路線に走っただろうか…と,常に考えます。
もちろん,大画面のメリットを感じている方もいるでしょうが,結構なユーザーは「コンパクトさ」に意義を見いだすのでは…と考えます。サイズ感だけを考えると,3GSや4Sの時代は取り回しがしやすかったな…と振り返ることができますので。
しかし…。
これも今まで主張してきたことですが,気になるのはバッテリーもちです。
私が現在使用している「iPhone11 Pro」のバッテリーもちのよさが「よすぎ」でして,この生活になれてしまった以上,5.4インチのバッテリーもちに我慢できなくなるのでは…と心配になってしますのです。
新型iPhoneSEに実情を考えても,恐らくはiPhone12(6.1インチ)と5.4インチとのバッテリーもちの差は結構ありそうですよね。
う〜ん,悩ましい!
iPhone11の性能で十分!
二つ目の記事は,現行のiPhone11が,充電器とイヤホンの同梱をなくすことで,「64GBが549ドル(約58,800円)」という価格設定で継続販売されるのでは…というものです。
今後のiPhone12の6.1インチモデルとの価格差を考慮する必要もありますが,5Gを意識しないであれば十分な性能を有しているiPhone11ですので,ある程度の画面サイズが必要であり,安価なモデルを探しているユーザーにとっては非常にありがたい選択肢となりそうです。
5Gにしても,現状の日本では一気に広がる雰囲気は感じられませんし,まずもって「5Gのメリット」がよく分からない状態です。「こんなに有益なサービスが登場しなくて大丈夫?」と心配になってしまうくらいですよね。
LiDARセンサーのメリットも感じないので,カメラも「11」のもので十分だと思いますし,やはりスマホの技術は枯れてきている…という印象が強い最近の現状を考えると,進んで安価になった「11」を購入したいと考える方々も多いのではないでしょうか?