9/15のイベントで,WatchとiPadが「一気に」来る?
Appleの9/15(日本時間16日)のイベントが近づいてきました。
これまでは,「AppleWatch Series6」と「iPad Air」が発表される…という見方が強かったのですが,プロッサー氏が予想外のつぶやきをしてます。
Apple Watch と iPad が「2機種ずつ」発表される?
iPadの「無印」と「Air」の組み合わせはあり得るのか?
記事によると,
Appleが現地時間9月15日の午前10時(日本時間で9月16日午前2時)から開催するイベントでは,Apple Watch Series 6とApple Watchの廉価モデル,iPad Air 4(第4世代iPad Air)とiPad 8(第8世代iPad)が発表されるが,AirPods Studioは発表されないだろうとの予想を、ジョン・プロッサー氏が伝えている
ということです。
ここで,これまでのリーク情報を整理すると,
・Watch Series6は今秋,廉価版の「SE」は来春の発売
・iPadは,「Air」「無印(第8世代)」のどちらかが今秋発売
という説が有力だったように思います。
そんな中,これらの噂に上った機種が,一気に同時発表・発売となると,私としては結構な驚きです。
まずもって,廉価版とされる「AppleWatch SE」なるモデルですが,確かに開発の噂が多数寄せられていたものの,「今秋発売」という情報は無かったように記憶しています。
これ,本当に間に合うものなのでしょうか?
現在は,「Series5」と,価格を下げた「Series3」とが販売されています。もし廉価版Watchを急いで出す必要性を考えるのであれば,「価格を下げた旧機種」という位置づけのモデルをなくし,廉価版Watchを後釜に据える…ということなのでしょう。
折しも,廉価版iPhoneである「iPhoneSE」の売上げが好調な今,Watchでも2匹目のドジョウを狙っているのかもしれません。
さらに…。
iPadの同時発表は更に混沌としています。
問題は,
「無印とAirの位置付け」
にあります。
「Pro」と「無印」,あるいは「mini」の同時発表であれば,両機種間の選択で迷うユーザーはまずいないでしょう。しかし,「無印」と「Air」となると,その価格・性能・使い勝手の面で,大いに迷う方が多くなるはずです。
Appleは,その「価格」「性能」において,ユーザーを惑わせることのない差別化を図る自信があるのでしょうか?
ディスプレイサイズ,認証システム,Apple Pencil…
「新型iPad」に関する最近の情報の中で,「差別化」に当たる部分を考えてみると,「ディスプレイサイズ」「ベゼルの薄さ」「認証システム」「Apple Pencil」といった部分が挙げられるでしょうか?
「MiniLED搭載」に関しては,iPadPro12.9インチ限定の事柄でしょうから,今回は除外していいでしょう。
ディスプレイサイズでは,「10.8インチ」というサイズが話題に上っています。また,「11インチ」のiPad Proの新型が登場しないのでは…という情報も。
「11インチ」近辺のiPadの立ち位置が,まるで定まっていない印象を受ける中,果たしてAppleはどのようなヒエラルキーを構築しようとしているのでしょう?
また,「Face ID」と「Touch ID」の兼ね合いや,使用できる「ApplePencil」の世代問題等,整理していかなくてはならない問題が山積み状態。
もし,「無印」と「Air」の両方の新型が登場するのであれば,当然これらのあやふやな部分を一掃するような提案があるものと考えます。
「一掃」できないような登場の仕方をさせてしまえば,どっちつかずで販売的にも影響が出てくる可能性さえあると思うのですが…。