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「AppleWatch Series6」のバッテリーもちに改善は見られず〜むしろ少しだけ悪化したかも…〜

「AppleWatch Series6」は快適なれど…

 さほど期待していなかった「AppleWatch Series6」ですが,S6チップの性能向上によるレスポンスが大幅に向上したことで,思いのほか快適性が増し,「買い」の機種である…という判断に至ったことは以前に記事にしました。 

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 また,これはSeries6に限ったことではありませんが,iOS14で解禁されたホーム画面へのWidget追加によって,iPhoneとApple Watchの関係性にも変化がもたらされた…ということも,非常に有意義なことです。 

 常時表示ディスプレイに関しては,スリープ時の明るさが25%ほど上昇したということ。ファーストインプレッションでも書きましたが,「劇的」とまではいかないまでも,Series5のように「暗すぎて視認性が悪い」という事態にならない程度の照度はキープされているように感じます。
 また,Series5と比較した場合,通常点灯時の画面の明るさも,同一設定であれば明るく表示されるような印象を受けます。

 しかし…。
 最大の弱点となってた「バッテリーもち」に関しては,残念な結果となってしまいました。

 

「Apple Watchのバッテリーに対する考え方」がはっきりと見えた

 そもそも,Series4のバッテリーもちが驚異的だったのです。
 常時点灯機能を備えなかったSeries4では,GPSモデルの場合のバッテリーもちが非常によく,公称の「18時間」を大幅に超えて,2日間の利用が視野に入るほどでした。

 しかし,常時点灯を備えたSeries5では,公称値は「18時間」のままですが,実際のバッテリー減りがものすごい勢いで進むようになりました。
 印象としては,Series3の時に利用していたCellular単独利用時と同じくらいの感覚。1時間に2〜3%の割合で減っていきます。

 これ,ワークアウト等の付加機能を全く利用しなく状況の実態ですので,ワークアウトを多用したり,Cellular単独利用をしている方々は,更にすごい勢いで減っていると予想されます。

 今回のSeries6に向けて,「常時表示ディスプレイモデル第2世代」として,バッテリーもちの改善を全力で期待したのですが,適いませんでした。むしろ,
「Series5よりも若干悪化したかな…」
という印象です。

 これで,Appleからの回答を得た心持ちです。
 Appleは,
「Apple Watchに,これ以上のバッテリーもちを望んではいない」
ということがはっきりしました。

 加えて言えば,今後も,
「チップやディスプレイの省電力化が進んでも,恐らくはその他の性能Upに向けられ,バッテリーもちに大幅な改善は期待できない」
と考えます。

 今回のSeries6にしても,バッテリーもちに関する「余力」は,「ディスプレイの照度アップ」「センサー機能の強化(血中酸素濃度,心拍数等)」等に振り分けられました

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 Appleが,Watchのヘルス機能を充実される動きを強めているのは周知の事実。だとすれば,バッテリーもち以上にそれらの機能アップ向上に思いが傾いていることが,今回のSeries6の特徴を見ればよく分かります。
 恐らくこれは,Apple Watchの長期的な戦略となっているはず。「余力はヘルス機能アップに…」という考え方が進むのであれば,今後も大幅なバッテリーもちの向上に望めないのではないでしょうか。

 

「1日ギリギリもつ」という考え方の下

 以上,「Watchのバッテリーは1日ギリギリもてばそれでよし…」というのが,Appleの考え方だということが分かりました。
 だとすれば,我々がウエラブルもApple製品にこだわるのであれば,この考え方の下で工夫していくしかありません。

 少なくとも,Series6では,バッテリーもち以外のレスポンス等の不満点が一掃できました。利用する我々が,様々な観点ごとに「許容できるか」の線引きを行い,Apple Watchと冷静に向き合っていくことが必要となっていきます。

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 来年のSeries7では,MiniLEDディスプレイの搭載を含め,デザイン面での大幅な刷新が行われるというもっぱらの噂です。
 恐らくは技術面・性能面でのブレイクスルーはなかなか難しいデバイスだとは思いますが,「Touch ID内蔵ディスプレイ」への期待を含め,
「Apple Watchに何を望むのか」
ということを常に念頭に入れながら接していくべきデバイスだと考えます。

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