迫るiPhone12シリーズの発売
間もなく10月を迎えようとしています。
そして,iPhone12シリーズの発売の時も近づいてきています。
以前から「10月13日発表説」「時差発売説」が噂されていましたが,最近は生産の遅れを伝える情報も出てきていますので,果てしてどうなりますことやら…。
さて,これとは別に,初5G機となるiPhone12シリーズに関しては,その「価格」も重要なファクターとみられてきました。
以前は「価格が上昇する」とされてきましたが,最近は「価格据え置き」とする情報が主流となっていましたね。
しかし,ここに来て心配な記事が来ています。
iPhone12は50ドルほど価格が上がる?
「XS」の二の舞は避けたいが…
記事によると,
iPhone12の販売価格は電源アダプタとEarPodsが同梱されなくても,749ドル(約79,800円)〜になるとの予想を、Gizchinaが伝えている
とのことです。
これまでは,「電源アダプタとEarPods」を同梱しないことで,iPhone12miniは649ドル〜,その他の機種でもiPhone11シリーズをベースとした価格設定にしてくるだろう…と考えられてきました。
上掲の8/5の記事で紹介した価格は以下のとおり。
「無印6.1インチ」は値上がりしていますが,それ以外はストレージ増量分を考慮すると「現状維持」となっています。また,「5.4インチ」の絶妙な値頃感も印象的で,下位機種である「iPhoneSE」とのバランスも良好に見えます。
しかし,今回の情報では,5G関連の部品代高騰により,5.4インチの価格が「50ドル」ほど高い設定になりそうだというのです。
これまでの情報通りの価格設定であれば,Android勢に対するアドバンテージは相当大きいと考えていましたが,値上がりするようであればその効果もだいぶ薄れてしまいますね。
どうしても思い出してしまうのが,iPhoneXSの不人気ぶりです。先代から機能的にはそれほど変化がなかったものの,価格が据え置かれ,発表会で価格が発表されたときに会場が「ざわついた」のは,語り草です。
高級志向のiPhoneとはいえ,機能や性能の飛躍的なアップが期待できなくなっている昨今では,普及帯のモデルが主力となっており,今回も「無印6.1インチ」が主力となるはず。また,より低価格な「5.4インチ」は,そのコンパクトさもあって,私は世間の評判以上に売れるのでは…と考えています。
そんな中での「50ドルアップ」。
「5.4インチ」を狙っていたそうであれば,「iPhoneSE」を視野に入れる人が増えてくるような予感もしますね。
ただでさえ,5Gの実質的なメリットを感じることができない状況ですので,それまで以上に「別に最新機種でなくても十分」と考えるユーザーが多そうですし。もし「iPhone11シリーズ」が価格を下げて継続販売されれば,そちらの方の人気が高まるかも…。
個人的には,Appleの頑張りどきだと感じるのですが…。