「Metalスコア」もA12Zを凌駕
先日,iPad Air4に搭載予定の「A14Bionic」のベンチマークスコアに関してお知らせしました。
大方の予想通り,シングルではA14Bionicの圧勝,マルチで何とかA12ZがProの面目を保つ…という構図でしたね。
「Pro」の名を冠した「iPad Pro12.9インチ(2020)」に搭載された「A12Z」が,実質的に2018年モデルのチップと変化がない…ということで味ミソが付いているわけですが,この度,かろうじて保たれた「面目」が潰れてしまうようなデータが発表されました。
「A14Bionic」のMetalスコアは,「A12Z」を軽くクリア!
逆に言えば,「A14X」には期待できる!
記事によると,
今回新たに明らかになったのは,A14 BionicのGPUスコア(Metalスコア)で,Geekbench 5では12,571となっている
とのことです。
過去のAチップと比較した数値がこちら。
もはや「A12Z」を数値的に軽くクリアしていて,笑ってしまいました。残念すぎて…。
また,興味深いのは,「A13→A14」の伸び率が,「A12→A13」のそれよりも明らかに大きくなっていることです。
だとすれば,今後「新型iPad Pro」に搭載されるであろう「A14X」の性能に対する期待は高まるばかり。恐らくは,2020年モデルを予想以上に大きく上回る可能性があるのではないでしょうか?
早期の発売が噂される原因はここに?
また,もうひとつ納得してしまったのは,最近の「新型iPad Proの登場時期」に関する情報です。
以前は,「2021年3月」と予想されていた新型iPad Proの登場時期ですが,ここに来て「2021年初等」「2020年内」と,一気に近い時期のものへと移行しています。
今秋は,iPhone生産の遅れ,AppleSilicon Macの登場と,Appleのビッグイベントが目白押しですので,さすがに「2020年内」はないのでは…と考えます。
しかし,Appleとしても,
「中途半端な性能の現行iPad Proを,長い期間放置してはおけない…」
という意識が働いてもおかしくないのではないでしょうか?
ということは…。
もし「MiniLED」の生産が間に合った場合,「年内の発売開始…」となってもおかしなことではないのかもしれません。
さすがに現行のiPad Proを,現時点で進んで購入しようとするユーザーは少ないのでは…?
Airに負けているフラッグシップなんて,魅力は半減ですからね。