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5G化によって,iPhoneの弱点は「バッテリーもち」になる?〜旧世代5Gモデム搭載が理由か?〜

iPhone12の弱点は5G化によるバッテリーもち?

 iPhone12,iPhone12Proが発売されました。今後は,使用レビューが続々と発表されることでしょう。

 さて,iPhone12が「120Hzリフレッシュレートディスプレイ」の搭載をもくろんでいたものの,バッテリーもちの問題から見送られたようだ…ということは以前にもお伝えしました。 

 5G通信がこれまでよりも電力消費が大きい…ということはなんとなく認識していたのですが,今回のiPhone12に関しては,単に「5G化したから」という理由ではなく,搭載されている「5Gモデム」との関連性が大きいようです。

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4Gよりも20%速くバッテリーが消費される…

 まずもって上記上段の記事では,

iPhone12とiPhone12 Proで4Gと5Gの両方で行ったところ,5G使用時のバッテリー駆動時間は,iPhone12は8時間25分,iPhone12 Proは9時間6分となり,4G使用時よりも約20%速くバッテリーが消費されることがわかった

とされています。

 iPhone11Proを使用している私からすると,iPhone11シリーズの最大の売りは,iPhone史上最高のバッテリーもちだと考えています。
 これまでは,スリープ時の減りは非常に少ないものの,一旦使い出すとモリモリ減ってしまう…というのがiPhoneの特徴でした。
 これが,「使ってもなかなか減らない…」と感じるほど激変したのが,iPhone11シリーズだったわけです。

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 それなのに「1〜2時間の単位」で駆動時間が減少してしまうのであれば,大きな問題となります。また,5G網がしっかりと整備されていない現状を考えると,「4Gと5Gを行き来してバッテリー減りが顕著になる」ということも十分に考えられます。3Gから4Gに移行した際も同様でしたので,「接続先を探す」という行為自体がバッテリー減りを促すことになるのは明白でしょう。

 上記の実験は,しっかりと5G電波を掴むことができる状態で行われているでしょうから,下手をしたら「20%以上」の差が開くことになっても何の不思議もありません。

 

5Gモデムが元凶

 しかしここで疑問に思うのが,
「A14Bionicになって効率化が図られ,5G化の分を相殺することを考えて,iPhone12シリーズのバッテリー容量は減らされたのでは…?」
ということです。

 5Gが電力を喰うのであれば,バッテリーを減らすことなく,最低でも現状維持で良かったはず。今回のように大幅にバッテリーもちが悪化するのであれば,バッテリー容量を減らしたことは正に本末転倒の方針と言えます。

 その答えになりそうなのが,上掲下段の記事。
 ここでは,

iPhone12に搭載された5Gモデムは,省電力性能に優れたSnapdragon X60ではなくSnapdragon X55のようだ。iPhone12へのSnapdragon X60を搭載も間に合うのではないかとの台湾DigiTimesの予想もあったが,最終的にSnapdragon X55が選択されたようだ

とされています。

 つまり,A14Bionicの省電力化は達せてされたものの,胸式の5Gモデムが搭載されたせいで,トータルとしてバッテリーもちの悪化に繋がったということなのでしょう。
 下手をしたら,当初は「Snapdragon X60ありき」で設計したものの,いざ生産となった際に搭載が間に合わなくなってしまった…ということも考えられます。

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 だとすれば,今回のiPhone12シリーズは,本来の5GiPhoneのバッテリー性能を発揮しきれないモデル…ということになるかもしれません。

 いずれにせよ…。
 5G網の整備,5Gモデム等,様々な条件が完全に揃うのは,時期iPhone13以降になることは明らかなようです。

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