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藤原さくらのニューアルバム「SUPERMARKET」は無国籍のおもちゃ箱!〜それでも癒やしの「さくら節」は不変の名盤〜

藤原さくらのニューアルバム「SUPERMARKET」が発売!

 藤原さくらさんの久しぶりのフルアルバム,「SUPERMARKET」がリリースとなりました。

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 EP版出会った「green」「red」からも2年以上の時が経過しているわけで,本当に待ちに待った…という感じ。 

 今回の「SUPERMARKET」ですが,サウンドは正に「無国籍」
 初期の頃のギター中心のアレンジ,「green」「red」で初めて打ち込みに挑戦したアレンジを超え,正に何でもありの曲調となっています。

 彼女がDJを勤める「HERE COMES THE MOON」では,彼女が好む世界中の音楽を紹介してくれているのですが,これまで紹介された様々なジャンルの音楽が,正におもちゃ箱のように散りばめられています。

 しかし…。
 それでいて,曲はしっかりと「藤原さくら」。
 「チル」というか「Lo-FI」というか,何故か心路が落ち着くサウンド。そこに藤原さんの低音ハスキーボイスが被さるわけで,好きな人は本当にはまってしまうサウンドだと思います。

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 さて,今回のアルバムは,歌詞が難解な曲が多く,
「この曲は,藤原さんのどんな思いがこもっているのか…?」
と考えさせられる場面が多い印象でした。

 このアルバムの最終評価は,歌詞の意味をもう少し探ってからかな…と考えていたところ,先日の「HERE COMES THE MOON」で,藤原さん自身が本作の制作経緯を詳しく語っておりました。

 謎が解けた部分が多く,歌詞の内容的にも「現在の藤原さくら」が投影されていることを知り,大いに納得した次第です。

 本作,間違いなく名作だと思います。

 

テーマは「自分自身」「日常」「ものの見方考え方」

 「HERE COMES THE MOON」では,これまでに配信によって先行発表されている曲以外制作経緯や意図などについて語られました。
 そのテーマは,「自分自身」「日常」「ものの見方考え方」。

 

 「BPM」は,自粛期間の中で,自分のやりたいことを自信をもってやりきる強い人間になりたいという思いを募らせて作った曲。

 「生活」は,コロナ禍の生活を送る中で,これまでの日常の生活の大切さを歌った曲。

 「コンクール」は,誰しもが周囲の目を気にしすぎており,正に毎日が「コンクール」のようだ…というテーマ。自分自身をしっかりともつことの大切さを歌ったとか。

 「marionette」は,SNS等の噂話を無責任に信じ込んで拡散することに対するアンチテーゼ。本当のことは当事者にしか分からないのに…というモヤモヤとした思いを込めたようです。

 「Right and light」は,「Black Lives Matter」をテーマにした曲。人種に関する大きなテーマを藤原さんなりに捉えたようです。

 「spell on me」の歌詞については,説明がなかったような…。

 「ゆめのなか」は,日常の中で身近に関わっている人の大切さを訴えた歌。「HERE COMES THE MOON」の中では,「たとえば毎朝起こしてくれる母親に悪態をついてしまうとか…」という例を挙げていました。

 「楽園」は,大切な人を亡くしても,自分には歌がある…という希望を込めた曲。自分が行ってきたことへの償いの思いでもあるようです。

 

 まあ,これだけヒントをいただければ,あとは自分のイメージで継ぎ足していけばいいわけで…。
 藤原さん,ありがどうございました。

 

今後の進化がますます楽しみ!

 経験を重ねるたびに,期待を裏切ることなく進化を続ける藤原さん。
 もはや「次の曲」が楽しみで仕方ない状態です。

 そんな藤原さんですが,2021年1月16日(土)東京・中野サンプラザにて3rd Album “SUPERMARKET”ライブ「Sakura Fujiwara Live 2021 SUPERMARKET」を開催することが決定したようです。

news | 藤原さくら オフィシャルサイト

 私は有料配信の映像で楽しもうかな…。

 

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