「AppleSilicon Mac」登場を前に,新型Mac Proの噂も…
いよいよ,「AppleSilicon Mac」の発表イベントまで秒読みです。
果たして,何種類の「AppleSilicon Mac」が登場するのか…?
AppleSilicon「iMac」の登場はあるのか…という点も非常に気になります。
しかしまあ…。
今回は「顔見せ」ということもあり,13インチMacBook Proをはじめとするミドルクラスといえるモデルしか登場しないと思います。
それ以上のハイパフォーマンス機に関しては,GPUの問題もあり,まだ準備は整っていないでしょう。
あくまでもSoCチップでのパフォーマンスのみ…ということを考えると,自ずと今回登場するであろう機種が絞り込まれてきますね。
そして…。
恐らく,デスクトップ機となる「iMac27インチ後継機」「iMac Pro」「Mac Pro」に関しては,早く見積もっても来年度以降のデビュー…と考えるのが妥当だと思います。
しかし,いずれはプロ用途にも堪えうるデスクトップ機も出さなくてはならないわけで…。
そんな中,「AppleSilicon Mac Pro」に関する情報が来ています。
小型化し,自社製GPUを搭載した「AppleSilicon Mac Pro」が登場する?
Apple純正GPUの可能性は?
この記事によると,
Bloombergが報じた,現行モデルの半分程度のサイズになるという次世代Mac ProについてWccftechが,そのモデルにはAppleの自社製ワークステーション用GPUが搭載されるのではないかとの予想を伝えている
とうことです。
コンパクトになる要因としては,
Apple Siliconは電力効率が高く発熱も少ないため大きな冷却システムを搭載する必要が無いことから、ケースを小型化するのは難しくないだろう」
としていますね。
本ブログでも,以前,ハイパフォーマンス機に対応するため,Appleが純正のGPUを計画しているという記事を紹介しました。
しかし,その後では,「Mac Pro」のGPUは,引き続きAMD製を使用するのでは…という情報も流れました。
情報が揺れているわけですが,個人的には,
「いきなりAppleが,Mac Proを制御するようなGPUを作り上げることができるのか?」
という問題に対しては懐疑的です。
もしそんなにたやすく超高性能名GPUを制作できるのであれば,AMDのような専門メーカーのこれまでの努力は何だったの…ということになるのでは?
上記の記事でも書きましたが,iMac27インチ後継機程度のパフォーマンスであれば,純正でも対応できるでしょうが,それ以上となると,「数年」では難しいのではないでしょうか?
以前も紹介したように,以下のような一覧も出回っています。
ここでの「Apple GPU」は,「iMac」と明記されていますね。
即Mac Proというのは,いささか性急と言わざるを得ないのではないでしょうか?
発熱が抑えられ,小型が可能に?
しかし…。
「発熱が抑えられて小型化する」ということに関しては大いに期待できそうです。
私のMac Pro内部を覗いてみると,やはり非常に存在感を感じるのは「3連冷却ファン」です。
また,発熱を配慮してか,内部は比較的空洞部分も多く,思いの他ゆったりとしています。
特に「3連冷却ファン」に関しては,
「これがあるからMac Proが静かに,オーバーヒートせず運用できる」
と感心するくらい,静かに,坦々と動作してくれる優れものです。
発熱量は半端ないMac Proですが,こと「音」に関しては,殆ど気になりません。魔法のファンだと思えるくらい…。
高性能だがスペースを取る…というこのファンが,SoCチップ化することで必要なくなれば,大幅に筐体サイズを縮小化できることは明らか…。
だからこそ,問題は,
「自社製GPUのパフォーマンス」
ということになります。
もし本当に数年でAMDのスペックを超えるようなGPUを出してきたとすれば,正に「Apple恐るべし」ですし,もはやGPU製造メーカーの存在意義自体が問題視されることになるでしょう。
さて,これからどうなってくることやら…。
「AppleSilicon Mac」のアプリ等の汎用性の問題も含めて,
「これまでのIntel Macでの使い勝手がどの程度保証されるのか…」
ということを,注意深く見つめていく必要がありそうです。