噂の「AirPods(第3世代)」が…
昨年の「AirPods Pro」の登場で,イヤホン業界の「ノイズキャンセリング化」に火が付きました。
そもそもイヤホンの「ワイヤレス化」も,Appleの「初代AirPods」の発表によって本格的に認知されるに至りました。
やはり「iPhoneの周辺機器」という意味合いが非常に大きな意味をもつことが分かりますね。
現在は,完全ワイヤレスノイキャンヘッドホンとなる「AirPods Studio」の登場待ち。どうやら発表時期が遅れていますので,発売に向けた最終チェックの段階で,何かしらのトラブルが発生していることが予想されます。
本来であれば今年度中には…というトところでしょうが,それはどうも適わないという予想か大半です。
さて…。
そんな「AirPods Studio」の陰に隠れて大きな話題とはなっていませんが,今年の春先からWWDCにかけて,「AirPods Pro Lite」なる,ノイキャン機能をもたない「Proライク」なデザインの機種が登場する…という噂が立つなど,「非ノイキャン機」開発の噂も途切れることがありませんでした。
そして…。
ついに「AirPods(第3世代)」に関する具体的な情報が出回り始めました。
ノイキャンレス,イヤチップレス…。
いいんじゃないでしょうか?
開放的な音の存続を絶対的に希望!
記事によると,
「52audio」が「AirPods(第3世代)」の外装写真やレンダリング画像を掲載した
とのこと。
外装面において言えるのは,全体が丸みを帯びた形状となり,「うどん部」が短くなって,AirPods Proと似たフォルムになっていることですね。
また,レンダリング画像は,充電ケースの形状や内部構造もAirPods Proと酷使していることが分かります。
恐らくは,短くなったうどん部での感圧式操作にも対応するなど,ノイキャン以外の部分はProから流用することになるのではないでしょうか?
しかし…。
絶対的にProと異なるのは,「ノイキャン非搭載」「イヤチップなし」という部分。これは朗報です!
どういうことかというと,「音質」面では,これまでのAirPodsを踏襲する可能性が高まったから。
AirPods Proは,非常に優秀なノイキャン性能を有するが故に,イヤチップで耳を塞ぐ必要がありましたし,ノイキャンが強いが故に音の解像感は残念としか言いようのないものでした。音楽を軽く聞き流す…という使い方においても,不満が残るくらいですので,「音楽用のイヤホン」の範疇に入れるのは難しいほどだと考えます。
しかし,従来のAirPodsは,音質そのものはそこそこですが,こもった感じが全くなく,非常に開放的で高音まで鳴らしますので,ある程度の音量で音質にこだわらずに聴き流すという使い方においては,聴き疲れしない分,むしろメリットの方が大きいように感じます。
現状でも,家の中で短時間音楽を聴き流す…という使い方の場合には,「AirPods2」を選びます。遮音性が必要な場合には「Pro」。
完全に使い分けができていますね。
今回の「AirPods(第3世代)」は,形状はProのようになりますが,イヤチップなしということはこれまでインナーイヤー型の開放的な音質を継承するのではないかと予想します。
使い勝手は「AirPodsシリーズ」共通にするが,音質やノイキャン機能については選択できる…。
これ,非常に大切です!
Appleがこのようなことを考えたのか,それとも単なるコストの問題なのかは分かりませんが,私個人としては,
「ノンProのAirPodsにイヤチップが付いたらどうしよう…」
と,結構心配していました。
是非ともこのままの路線で進み,来年春頃には「AirPods3」として発売してもらいたいものです。