「MacOS Big Sur」でPhotoshopの不具合が発生中!
先日,リスクを感じながらもその魅力に負けて,「MacOS Big Sur」へのアップデートを行ったとをお伝えしました。
新しいUIを楽しむとともに,NetflixやYouTubeの4K動画を楽しめることが出来るようになったことで,個人的には満足しております。
自分の環境では,パフォーマンスが落ちたり,アプリに不具合があったりということも今のところありませんので。
しかし,全くバグがないということはあり得ないわけで…。
やはりありました。Adobeの「Photoshop」での不具合が報告されています。
Adobeはアップデートの自粛をアナウンス
Photoshopの不具合は,Intel MacとM 1Macの双方で発生しているようです。
Intel Mac上に関しては,Adobe製品等のメジャーどころのアプリに関しては,しっかりとバグをつぶした状態にして欲しいところ。
そして…。
M1 Macに関しては,
「やはり来たか…」
という感じですね。
これまでもお知らせしているとおり,M1チップ上で動作するアプリに関しては,Intel Mac用アプリとの互換性はありません。M1 Macの性能を完全に発揮されるためには,アプリ自体がM1 Macに対応する「ユニバーサルアプリ」になっていることが絶対条件です。
Appleとしては,Intel対応アプリのままでM1上でも動作させるために,「Rosetta 2」というエミュレータを用意しています。当然仮想化の状態ですので,パフォーマンスにかなり落ちる模様。
また,本当にしっかりと動作するのか…という懸念も当然ある訳です。実際,Mac上でWindows環境を作り上げる「Parallels」下でも,動作しないアプリや一部使えない機能があったりしますので。
具体的に見てみると…。
「Intel Mac」に関しては,
〇Save for Webでアプリがフリーズする不具合
〇Flame,Picture Frame,Tree、Liquifyなどのフィルター使用時にクラッシュする不具合
〇パターンで塗りつぶしがグレーアウトされ,無効化されている不具合
〇クラウド同期に時間が掛かる
等が発生している模様。
「M1 Mac」に関しては,
〇Camera RAWが起動しない,RAWファイルを開けない不具合
〇「Export As」および「Generator」でSVGおよびGIFのエクスポートが利用できない不具合
〇プレビュー後,またはFlame,Picture Frame,Treeなどのフィルターを使用後,マゼンタの模様が出現する不具合
の発生が見られるようですね。
Adobeは,対応が済むまで,MacOS Big Surのアップデートを控えるようにアナウンスしているようです。
「M1」完全対応いいつになるか?
最大の関心事は,
「M1対応に向けた,ユニバーサルアプリ化はいつになるのか?」
ということですね。
先日は,MicrosoftのOffice系アプリのM1対応beta版が公開されました。
Adobe系のアプリに関しては,上記の記事によると,
「Lightroomは12月中,Photoshopは2021年初頭にユニバーサルアプリとしてネイティブ対応する」
と発表されているようです。
個人的には,
「意外と対応が早いな…」
と感じました。
他のアプリの対応もこのくらい迅速なのであれば,以外に早くM1の制限が無くなっていくのかもしれません。
何にせよ,なるべく早く「M1 Mac」を真の実力で語ることができるようになってほしいものです。アプリ,周辺機器等の対応が急がれます。