「M1 Mac」絶賛される!
先日発表された,M1チップ搭載の「MacBook Air」「MacBook Pro13インチ」の評判がすこぶるいいようです。
その理由としては,
〇とにかく高速
〇ファンレスの「Air」でも思ったより発熱しない(その上チップはProと全く同一で,基本性能は一緒)
〇「Rosetta2」上のIntel対応アプリの動作が,期待以上(動作面での不具合も少なく,実用上の問題が無い)
〇SSDスピード,バッテリーもち等のAppleの言い分が(今回は)信頼できる
というところのようですね。
アプリ起動,ゲームフレーム数,動画書き出し どれをとっても…
上記3記事に関しては,それぞれに異なった観点から「M1チップ」の性能に言及しています。
「アプリが爆速で起動する」
「ゲームのフレーム数が大幅向上」
「動画書き出しで驚きの時間短縮」
等,概ね「MacBook Pro16インチを凌駕する」というニュアンスで「M1 Mac」を評価しているのが分かります。
下のベンチマークスコアが示している数字的にも,そして実働的にも…ということが証明されてきているようです。
まずもって「シングルスコア」の異様な高さ。
ここ最近のCPU性能に関しては,シングルの頭打ちが謙虚で,特にマルチに関する部分をどう上げていくか…という部分で競われてきた感があります。
その結果が,近年の異様なほどの「マルチコア化」です。
しかし,「M1チップ」のシングルが一気に「1700台」のスコアをたたき出したことで,アプリの起動,単一作業の効率化等の部分が一気にクローズアップされているような予感がします。重い画像・動画編集,ゲーム等の一部の作業に関しては,マルチ強化が活かされるでしょうが,それ以外の操作に関してはシングルの強化が与える恩恵の方が大きいと言えるでしょうから。
また,これまでのレビューを見ていると,
「思いの他,動画編集等のGPUの性能が問われる作業もサクサクとこなす」
という報告が目立ちます。
SoCチップである「M1 」では,内部にグラフィックを担当するチップが埋め込まれているわけで,これまでの高性能Intel Macのように「外部GPU」を搭載しているわけではありません。
「ひとつのチップなのにここまでできるなんて…」
という驚きが,湧き上がっているということです。
「デスクトップ Apple Silicon Mac」への期待大!
まさに,
「Intel版を購入する理由が見つからない」
という記事中の言葉がフラッシュバックするかのような結果。
この文言の前にくっついている「アプリや周辺機器の互換性を考えなければ…」という前提も,最近の相次ぐ対応アプリの増加や,Rosetta2の安定性を考慮すれば,問題なく解決されていくような予感がしています。
これは…。
来年度以降発表されるであろう「デスクトップApple Silicon Mac」への期待大です!
恐らくは,デスクトップMac用の「M1改良版」とApple純正GPUが搭載されることになるでしょう。
純正GPUが現在の「M1」のような驚きを与えたときには,Intelの牙城が崩れ出すかもしれません。
本当に驚きです…。