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「M1 Mac」に向けたアプリのユニバーサル化とWindowsの門戸開放は避けられない〜有無を言わせぬ「M1チップ」の強さ〜

「Twitter」「Chrome」に見る「M1 Mac」の影響力

 エントリーモデル対応の「M1チップ」でありながら,MacBook Pro16インチに肉薄するほどの実力を示している「M1 Mac」に対する驚きの声が止みません。 

 特に「MacBook Air」に関しては,10数万円でこれまでのハイパフォーマンスPCの性能が手に入るわけですので,かなりのお買い得だと言えます。学生さんや,フレッシュマンなど,コスパを求める方や,サブマシンを探していた方には最適なのではないでしょうか。
 さすがにSSDが「256GB」というのは現実的ではありませんので,「512GB」は欲しいところでしょうが…。

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 当初は,「アプリのネイティブ化に相当の時間がかかるのでは…」と考えていましたが,予想外に早い対応ぶりが目立ちます。
 更に,「Rosetta2」によるエミュレート下での動作も思いの他軽快のようで,登場前に懸念していた事柄が次々と払拭されている様は,何だか薄ら寒ささえ感じるほど…。

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 「Twitter」は「M1チップ」登場後間もなくネイティブアプリを投入。
 「Chrome」も数日ほどの期間でネイティブ版を投入しました。

 これらの「大手」がすぐさまネイティブ化に踏み切ったと言うことで,やはり「M1 Mac」の存在感はかなり大きいものであると感じました。MicrosoftのOffice系や,Adobeのアプリも着々と準備が進んでいるようで,間もなくすると,IntelMacとの使い勝手の差も無くなってしまいそうな勢いです。

 

ネイティブ化に伴う「爆速化」に注目!

 更に注目したいのが,単にネイティブ化が進んでいるということだけではなく,「M1 Mac」対応後に,アプリの「爆速化」が顕著であるということです。

 例えば,「Chrome」に関して以下のような記事がありました。

 なんと,「M1 Mac」上における「Chrome」のパフォーマンスが,80%向上したというのです。
 その具体的な数値がこちら。

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 YouTubeの動画などでも,実際の起動の様子を紹介しているものがありました。Intel版の方が起動まで4〜5秒かかるのに対して,ネイティブ版は1〜2秒でした。
 まあ,Safariの方は一瞬で起動していましたが…。

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 「M1チップ」はチップのシングルスコアが史上最強の値をたたき出していますので,アプリの起動や負荷のかからない作業等に関しては,コア数の多いIntelチップよりもキビキビと動くのかもしれません。

 また,「M1 Mac」では,メモリからの情報の呼び出しが効率化されたり,SSDスピードが向上したりと,ハード面での総合的な強化もされているようです。
 アプリの最適化という要因だけではなく,OS,M1チップ,Macのハード的要因等が絡み合ったからこその結果…ということですね。

 「M1 Mac」のシステムが,チップ性能に起因する部分以外のところで強みを見せるのであれば,今後のMacの評価も向上していくことになりそうです。

 

「Windows」はMicrosoft次第?

 さて,そうなると,残る最大の課題は「Windows」ということになります。

 IntelMacであれば,BootCampやParallels等の仮想化でWindowsを走らせることができました。しかし,「M1 Mac」では,現状Windowsを動かすことはできません。

 これに関し,すでにAppleとしては「M1 Mac」上でWindowsを動作させる技術を有しているという記事がありました。

 後はMicrosoftがどう出るか…ということのようです。
 私は,ここまで「M1 Mac」の評価が上がったことで,今後「M1 Mac」上でのWindows駆動を望む声が増幅していくことは避けられないと考えますので,いずれMicrosoftもその声に応えなくてはならない時がやってくると考えます。

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 上記の記事内には,「Arm版Windows10」「クラウド版Windows10」「Parallelsの仮想化への対応」等,様々な可能性について言及されています。

 以外と,これら全てが現実のものになるかもしれませんね。

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