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Jabra「Elite 85t」レビュー③〜イヤーチップ選び,ノイキャン編 パート2 →イヤーチップ選びで運命が決まる!〜

イヤーチップ選びで運命が決まる!

 Jabra「Elite85t」のレビュー第3弾です。 

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 ここまでは,ファーストインプレッション,イヤーチップ・ノイキャン編①と来まして,今回は「イヤーチップ・ノイキャン編」のパート2となります。 

 前回も書きましたが,この機種純正のイヤーチップの形状が独特で,しかもサイズが小さいことから,他機種あるいはサードパーティー製のイヤーチップを試して見たところ,「これなら」というものが見つかりましたので,更にサードパーティー製のものを試して見てから,最終判断をしようと考えたところです。

 前回の,手持ちのイヤーチップで試した結果としては,「BeatsX純正 Lサイズ」が,フィッティング,音質,ノイキャンの面全てで「優勝」でした。
 今回試すもので,これ以上のものが出て来れば,儲けものです。

 

生き残ったのは…?

 ネット等の評判から,今回別途購入したのは,

★CRYSTALLINE AUDIOの「CRYSTAL TIPS」(ウレタンタイプ)
★SednaEarfit「XELASTEC」(TPEタイプ)

です。(いずれもLサイズ)

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 この画像,左から「CRYSTAL TIPS」「XELASTEC」「BeatsX純正」となります。
 BeatsX純正がシリコンタイプですので,奇しくも3種類それぞれに異なる素材が揃ったということになりますね。

 さて,この3種類…。
 どれをとっても恐らくは「合格」です。珍しくハズレがありませんでした。好みの問題で片が付く程度です。
 しかし,ひとつだけ,私にとっては明らかに「音質が良く」感じたものがありました。

 では,一つずつ私の個人的な感想を述べていきます。

★CRYSTALLINE AUDIOの「CRYSTAL TIPS」

 ウレタンタイプの割には,耳にいれても低音に支配されることのない,珍しいイヤーチップだと感じました。正直,私はウレタンタイプは非常に苦手だったのですが,このチップは違いました。

 音質としては,「Elite85t」のフラットな感じをつぶすことなく,やや低音が強調されている感じ。
 しかし,それによってボーカル帯が抑えられているわけではありませんし,高音も出ています。

 後は「低−中−高」のバランスの好みですが,私としてはもう少しボーカル帯である中音域の瑞々しさが欲しいところ…。

★SednaEarfit「XELASTEC」

 TPE製ということで,耳にピタット貼り付く感覚は初体験でした。
 こちらは,イヤーチップそのものが素材の影響からか非常に薄く作られており,その影響を受けてか低音がやや控えめです。
 後々の「音質編」で詳しく述べますが,この「Elite85t」は低音にやや弱点を抱えていますので,もう少し雰囲気のある低音が欲しくなります。

 中・高音域はバランス良く出ていますが,こちらももう少しボーカル帯の伸びと華やかさが欲しいところ…。

★BeatsX 純正Lサイズ

 とにかく「低−中−高」のバランスが絶妙
 出しゃばらないものの雰囲気のある低音(前の2つに比べると)があり,その上のボーカル帯のきらめき度が明らかに向上しています。

 また,前の二つはややボーカル帯が引っ込み気味だったのが,ちょうどいい感じに出てきてくれており,高音域との繋がりも良好ということで,定位間が最良のものでした。
 これにより,「Elite85t」の弱点のひとつである「音場の広がり」を最大限に補ってくれる組み合わせとなりました。

 

「BeatsX純正 Lサイズ」で決定!

 加えて,「ノイキャンの情報も。

 今回の3種類のイヤーチップでは,「XELASTEC」と「BeatsX純正 Lサイズ」がやんわりとノイキャンが効く感じ。
 残念ながら,「CRYSTAL TIPS」はノイキャンの効きを感じ取ることができませんでした。

 恐らくは,イヤーチップの広がりや縦の長さ等,ノイキャンを感じ取るための様々な要件があるのでしょう。それに合致しないと,なかなか私の耳ではノイキャン効果を感じ取ることができないようです。

 私の耳では,「Elite85t」のノイキャンの効きは,ほんの僅かなものです。BOSEやAirPodsProの効きとは,レベルが違いますので,周囲にある程度のノイズがある環境で,低音で音楽を聴きこんだり,台詞のある動画を楽しむ…という使い方はできません。
 電車や自動車内での利用も,私はきついと思っています。

 利用方法としては,音質にこだわらず,さらっと聴き流すような場面。
 道を歩いていたり,ショッピングで店内を散策したりといった状態で,気軽に音楽を楽しむためのノイキャンと考えた方がよさそうです。

 しかしこの使い方,実は私が求めたいたものに非常に近いのです。
 さらっと音楽を楽しみたいのに,AirPodsProでは明らかに音質が物足りない…。かといってノイキャン無しのイヤホンでは音量が大きくなりがちで…。

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 本来は,もう少しノイキャンの効きが欲しいところですが,まあ,最低限我慢できる範囲かな…と感じているところです。

 

 さて,お待たせしました。
 最終判断です。

 ノイキャンもある程度効き,音のバランスが最上と感じたのは,「BeatsX純正Lサイズ」

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Jabra「Elite85t」 + BeatsX 純正Lサイズイヤーチップ

 若干装着に難がありますが,これ,「Elite85t」のノズルに装着する際に,斜めにせずにしっかりと平行になっていないと外れやすいということが分かりました。
 正に「ミリ単位」の気遣い…。

 しかし,一旦付けてしまえば,丁寧に扱う限り,外れることは少なくなりました。
 もともと,急いで装着しなければならない電車等での使用は,前述の通り考えておりませんので,今のところはこれでいこうかと考えているところです。

 さあ,このような書き方をしているということは,この「Elite85t」を継続して使用しようとする決心が付きつつあるということ。
 私が最重要視する「音質面」は,どうなっているのか…。

 いよいよ次回は「音質評価編」となります。

★BeatsX用のサードパーティー製イヤーチップでもいけそうです

 

 

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