新型iPad Pro11インチはOLED搭載?
2021年の早い時期に登場すると言われている「iPad Pro12.9インチ」の後継機。
従来の発表時期を考えると,「3月中旬〜下旬」の発表とみるのが妥当でしょう。
来年に関しては,「AirTag」「AppleTV」「AirPods(第3世代)」の発表も噂されていますので,2019年の3月に,iPadAir,iPad mini,AirPods(第2世代),iMacが立て続けに発表されたような,「春のApple祭り」が開催される可能性もあると考えます。
ただ,iPad Pro12.9インチに関しては,「2020年中の発売」が噂された時期もありましたので,もしかすると,3月を待たずに発表される可能性もなくはないと考えます。
なんといっても,チップが2018年発売の機種とほぼ同性能の「A12Z」というのが痛すぎ…。
A13Bionic搭載の「Air」に,一部性能で逆転されているわけですので,Appleとしてはなるべく早くリニューアルしたい機種であることは間違いがないでしょう。
そんなiPadPro。
現在動きが停止いている状態の11インチモデルに,新ディスプレイ搭載の噂が立ち上がりました。
iPad Pro11インチには,OLEDディスプレイが採用される?
ディスプレイを変える必要性はどこに?
記事によると,
韓国Electronic Timesが,AppleはiPadの2022年モデルに有機EL(OLED)ディスプレイパネルを搭載することを計画しており,Samsung DisplayとLG Displayに発注済みだと報じている
ということです。
「このままモデル消失か?」という噂さえ立っていた11インチProに,今後の展望が見えてきたこと自体は喜ばしいことです。
まあ,「Airとの棲み分け」という難しい問題もあるわけですが…。
しかし,私が考えた問題点は,
「同じ"Proモデル"の中で,ディスプレイの種類を変える必要性があるのか?」
ということです。
これまでも本ブログで再三記事にしてるように,そもそも「MiniLED」は液晶の発展型。OLEDとはコンセプトが違うはずなのです。
今回の噂が正しいとすれば,
「大型化が難しく,コストがかかるOLEDは,サイズが小さい11インチ」
という思惑が働いたことくらいしか,理由が思いつきません。
しかし,
「色味が原色に忠実で,目への刺激が少ないOLEDは,本来大画面で使用するMacや大型のiPadにこそ必要である」
ということも,本ブログでは主張してきました。
これが,「12.9インチはOLED」「11インチはMiniLED」ということであれば,そのサイズ感や値段構成からいっても納得できるのですが,現実に噂されているのはその真逆ですし,MiniLED搭載12.9インチは発売直前のところまで来ていることは確実です。
多くの疑問が残る…と感じてしまうのが正直なところです。
Appleは「理由」を説明すべし!
私は,今後,Appleがディスプレイ選別の理由をしっかりと説明することが必要だと考えます。
この部分,つまり「仕様変更等の理由を語る」という部分が,Appleには足りていない印象があります。
新技術の優れた部分やスペックだけを列記し,「なぜ変えたのか?」「従来の何が足りなかったのか?」「どんなメリットがあるのか?」という,ユーザーにとって最も必要な情報を与えてくれない…という傾向が非常に強いですね。
「〇〇性能が△△%向上」
という数値の情報よりも,
「□□の作業で☆☆の面でメリットがある」
というような,実際の使用をイメージしたアピールが欲しいところです。
何故「MiniLED」「OLED」なのか?
是非ともAppleには語ってもらいたいのですが,恐らく今後は「MicroLED」の開発なども加わって,このディスプレイ選択の問題は混迷を極めていくような予感がします。