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ゼンハイザー「IE300」「IE 100 PRO BT BUNDLE」が気になる!〜有線,無線… 答え探しは難しい〜

有線,無線… 結局答えは決まらない

 以前は有線イヤホンの「沼」にどっぷりとはまり,カスタムIEM製作まで辿り着いた私ですが,現在は完全ワイヤレスのイヤホン・ヘッドホンにその着地点を見いだしています。

 据え置き型のシステムではなく,あくまでもモバイル環境を重視しての考え方ですが,そのキーワードは「サブスク」「MOMENTUM Wireless3」「ノイキャン」ということになるでしょうか?

 まずもって,世の中の音楽の楽しみ方が,それまでのCD中心からサブスク配信に急激に変化したということです。
 この波の中,CDから取り込んだ音楽と各種サブスクの音質とをじっくりと比較した機会がありました。 

 ここで感じたのは,当然音質差はあるものの,じっくりと聞き比べて分かる程度のものであり,サブスクも十分健闘しているということ。
 また,ハイレゾを謳うAmazonMusicHDの解像度は確かに優れているものの,音全体のバランスや好みという点で総括すると,私にとってApple Musicで聴く音楽が最も自然であったこと等,それぞれのサービスごとに音質や音の傾向の違いがあり,単純に解像度が高いから好ましい…というレベルではなくなってきているということを理解しました。

 特にボーカルありの曲を中心に聴く私にとっては,低・中・高の音の張り出しのバランスや音場等の雰囲気が非常に大切なのだということを学習した次第です。

 こうして「iPhone + Apple Music」という形をスタンダードにし,それまでのとことん音質重視という姿勢を変更させたところで出会ったのが,ゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless3」

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 これ,完全ワイヤレスヘッドホンですが,はっきり言ってカスタムIEMよりも満足度が格段に高いです。イヤホンとヘッドホンの違いが最も大きいのでしょうが,それにしても20万近くのカスタムイヤホンよりも幸せになれる音が,ワイヤレスで,しかもiPhoneで楽しめるなんて…ということで,完全に私の中での認識が変わりました。

 加えて,ノイキャンが加わることで,それまでかなりの音量でなければ高音質を感じ取ることのできなかった有線イヤホンとは異なる利用を意識するようになり,ますます「有線」からは遠ざかっておりました。

 しかし,気にはなるのです。
 特にゼンハイザーが動くと…。
 以前,「IE400 Pro」「IE500 Pro」が新登場した際には,購入寸前まで言っておりました。

 そして,この度の新鮮品である「IE300」「IE 100 PRO BT BUNDLE」も,非常に気にはなっているのです。

 

「IE300」は「IE800S」をさらにリスニングに寄せた感じ?

 まずは「IE300」
 「Pro」を関していないことから分かるように,よりリスニングに振った調整になっているようです。こちらのレビューからも伝わってきますね。

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 しかし,ドライバーは「IE800系」と同等のものをリファインして搭載しているようです。まずもってこのダイナミックドライバーの素性のよさを知っている身としては,「音はいいんだろうなあ…」と考えてしまいます。

 更に,「IE800S」よりもやや輪郭がぼやけている音…という表現からは,音が悪いということではなく,それほどカリカリではない音で,リスニングに適した音にチューニングされている考えるのが妥当でしょう。

 「Pro」が,音が中心に集まっている感じがある中で,この「IE300」は音の広がりが格段に向上している…という記述もありますので,やはり「IE800」譲りの気持ちよさを味わえることが想像できます。

 さらに,同時期に「IE 100 PRO BT BUNDLE」も発売になりますね。

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 こちらは,価格は低いですが「Pro」を関しているとおり,モニターとしての使用を想定しているようです。
 そして「売り」が,BLUETOOTHコネクタがバンドルされていること。つまり有線だけではなく,完全ワイヤレスイヤホンとしても使用できるという寸法です。

 魅力的ですね。
 この考え方,今後の「有線・無線」の意識を改革する基にならないでしょうか?

 

「無線」「ノイキャン」が全てに広がったら…

 現在は,無線化できる機種は限られているようですが,今後,多くの機種にBLUETOOTHコネクタが使用できるようになっていき,内蔵されるチップが高音質化すれば,従来の有線で使用することが前提で売られている高性能イヤホンが,ワイヤレスで利用できるようになるのではないでしょうか?

 「完全」が難しければ,「IE 100 PRO BT BUNDLE」のようなネックバンド式でも構いません。
 また,これにどうにかして「ノイキャン」も付けてくれれば…。
 まあ,ノイキャンに関してはなかなか難しいかもしれませんが,有線イヤホンにもノイキャンの波が広がっていけば,環境を選ばす,しかも耳に優しい…という理想的な環境が構築されるのではないでしょうか?

 妄想ではありますが,これまでの高音質有線イヤホンと,今主流の完全ワイヤレスイヤホンの垣根がなくなれば,更にイヤホン界がおもしろいことになるのかな…と考えたりするわけです。

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