iPhone12シリーズは相当な人気なれど…
iPhone12シリーズが人気のようです。
やはり,iPhoneで初めて5Gに対応した…ということが大きいのでしょうか?
個人的には,5Gに関しては未だ通信網自体が脆弱ですし,現状では飛びつくほどの魅力にはならないと感じているのですが…。
また,5G通信時や高負荷時のバッテリーもちにも弱点を抱えているようで,これ程の人気になっている要因が今ひとつはっきりしません。
また,今回の特徴として,「Pro」の人気が予想以上に高いようです。
LiDARセンサーの搭載,カメラ部の性能向上という魅力は当然ありますが,購入している方々はこの部分が決め手になっているのでしょうかね?
カメラ部にこだわらなければ,無印のコスパが光るようにも思えますが…。iPhone11シリーズと比べ,「無印」だけ価格が上がったということもあり,
「だったらProを選択しよう」
というユーザーが増えたのかもしれません。
そんな中,そんな予想異常の「Pro人気」に対応すべく,Appleが「Proの増産」を行うようだ…という記事が来ています。
そして,当然あの機種が減産に?
Proは増産? miniは減産?
記事によると,
9to5Macは現地時間1月20日,Appleが2021年第1四半期に向けてiPhone12 Proを更に200万台増産する計画だと報じた
一方,iPhone12 miniは200万台の減産となる模様
ということです。
先日,iPhone12 miniの販売が予想以上に苦戦している…という記事をご紹介しました。
米調査会社CIRPのレポートによると,iPhone 12の売上は,新規のiPhone販売全体の27%を占めており,12 Proと12 Pro Maxはどちらも約20%のシェアを獲得していたが,12 miniはわずか6%に留まっていた
というのがその内容でした。
思いもよらぬ「Pro人気」。
そしてついにAppleはそれぞれ,200万台の「増産」と「減産」を決めたようなのです。
気がかりなのは,「miniの今後」です。
前回の記事でも書きましたが,miniの売上がここまで不調だと,数年先にAppleが「miniのディスコン」を考えるのでは…ということが頭をよぎってしまいます。未来のない機種を購入することには当然躊躇が生まれるわけで…。
更に不安を大きくするのは,今回Appleの決断の早さです。
たった3ヶ月ほどの販売実績で大幅な「減産」を決定するということは,「今後の浮上はありえない」と考えての結果かも知れません。
だとすると…。
さすがに来年のディスコンはないでしょうが,2022年発売のiPhoneでは消えていることも十分考えられるのではないでしょうか?
折しも,「2022年」といえば,折りたたみ式iPhoneの発売が噂される年です。Appleが,「iPhone大変革の年」と捉えていてもおかしくありません。それを機会に機種構成を大幅に切り替える…なんてことがあれば,真っ先に浮上するのが「miniの扱い」でしょう。
バッテリーもちの問題等,課題はあるのでしょうが,iPhone元来のコンセプトを受け継ぐ存在として,「高性能小型iPhone」には残ってもらいたいのですが…。
「小型は廉価版」という考えに至る可能性
「iPhone12 miniがこけた」
ということになると,
「高性能iPhoneはある程度のディスプレイの大きさをもった機種にして,小型版iPhoneは現在のiPhoneSEのような廉価版に集約する」
という方向に走る可能性はありますね。
今後,もしiPhoneSEでもベルレス化が実現するなら,それはそれでありかな…?
でも,できれば継続販売してもらいたい…と強く願ってしまう自分がします。