新しいiPad情報はこれまでと違う…
この3月にも同情すると噂されている新型iPad Pro。
情報が先行していたのはMiniLED搭載が決定的な「12.9インチ」のみで,「11インチ」に関する情報が全く出回らなかったために,
「iPad Air4にその座を譲ってディスコンか?」
という悲観的な噂まで飛び出す始末。それだけ「11インチ」に関しては,今後が不透明だったわけです。
しかし,ここに来て12.9インチとともに,11インチのレンダリング画像が出回るようになってきました。
本当に12.9インチと同時期に登場するのか…を含め,これまでの予想とは異なった情報も散見されます。
WWDCの時期では遅すぎる!
記事によると,
イタリアの情報サイトPigtouとxleaks7が,これまで報じられた噂,そしてCADデータを元に,新型12.9インチiPad Proのレンダリング画像を作成,公開している
ということです。
まずもって,大前提として,これまでの噂通りにデザインにおける大きな変更はない…ということは共通してします。
「ベゼルは若干薄くなる…」という記述がありますが,果たしてどうでしょうか?
たいして変わらないのであれば,Appleとしては従来のままのデザインで出してきそうですが,MiniLED搭載における何らかの物理的変化が必要であるとすれば,あり得るのかもしれません。
また,さらっと「11インチ」のレンダリング画像も掲載しているわけですが,本当に同時に出るのでしょうか?
昨年から出回っている新型iPad Proの情報は,全てといっていいほどに「12.9インチ」に関するもので,11インチ後継機については噂にすら上がっていなかったように記憶しています。
それなのに,急に12.9インチと同列で語られることには,大きな違和感を感じます。
まあ,「同時に出ない」とすれば,それはそれで,
「だったら11インチは今後どうするの?」
という大きな問題にぶつかるわけで…。これまで情報が出て来なかった理由が知りたいものです。
また,今回の記事のもうひとつの大きな問題は,
「発売時期がWWDC前後になる」
ということです。
新型12.9インチに関しては,何だったら「2020年中」の発売の囁かれていた機種ですので,もう半年も待たせるということはないと思うのですが…。
その理由としては,
「旧世代のA12Zを搭載しているため,Appleとしても早めにリプレースしたいと考えるのでは…?」
ということです。
だって,「Pro」を冠しながら,性能的には「Air4」に劣る部分もあるわけで…。
今現在の状況がある意味「異常事態」であるのですから,6月はないんじゃないかな?
また,Appleの新製品としては,「3月」の時期に集中する傾向がありますので,iPad Pro,無印iPad,iPad miniの3機種投入だってあり得る話だと考えます。
「A14 Bionic」では役不足!
また,今回の記事で気になるもうひとつのポイントは,
「搭載されるチップがA14 Bionicになる」
としていることです。
これまでのiPhoneとiPad Proの関係性を考えても,iPad Proにはグラフィック性能の高い「X」を搭載することが常であり,しかも今回は「Air4」に次ぐ「後出し」として登場するわけですので,当然「A14 Bionicそのまま」ということはありえないでしょう。
発売時期をWWDC前後としていること,搭載チップをA14としていることなどからすると,今回の情報の正確性に関してはやや疑問符が付く…と,個人的には考えます。
だとすると,「11インチPro」の存在自体も…
さて,どうなりますことやら。