楽天モバイルの生き残り策は?
2021年3月は,docomo,au,SoftBankが,「20GB,2,980円」という格安プランをスタートされる月です(auのpovoは無料通話分を除けば2,480円)。
au契約の私も,恐らく 「povo」に移行することになるでしょう。
その裏で戦々恐々としているのは,MVNOおよび楽天モバイルでしょう。
MVNOに関しては,大手の「2,980円」という値付けが正に脅威であり,どうしても通信速度等の面で劣るという宿命の中で,懸命に生き残り策を模索しているようです。
このままで行けば,立ちゆかなくなるところが出てきてもおかしくありません。もしかすると今後,吸収・合併等を繰り返す時代が訪れるかもしれませんね。
また,楽天手モバイルに関しては「無制限2,980円」ということで,単純に条件だけを見ると大手3社よりも魅力的なわけですが,独自回線がなかなか広がらなかったり,大手に比べてどうしても信頼性に劣るというという致命的な弱点を抱えたまま。
現行の条件では厳しいと考えたのか,楽天モバイルが1月29日14時30分より新料金プランを発表するそうです。
さて,どの部分を強化してくるのか?
そして,その経営は大丈夫なのか?
「20GB」でよりお得なプラン?
記事によると,
楽天モバイルが,1月29日14時30分より新料金プランを発表することを案内している
とのこと。
注目ポイントは,
「一体どの部分を強化するのか?」
ということです。
「無制限2,980円」という究極的な価格設定を下げることは到底無理だと感じますので,考えられるとすれば,
「大手3キャリアの提唱する"20GB"という通信量」
に関する部分なのではないでしょうか?
どの程度下げてくるのでしょうね。
20GBの通信量制限ありで,「2,480円?」「1,980円?」
何とかなりそうと感じるのは「2,480円」ですが,auの「povo」も無料通話分を付けなければ同じ価格が実現するわけです。通話はLINEを使う…という世代にとっては,
「だったら通話品質の安定しているauをとる!」
となってしまう,危険な価格設定なような気がします。
しかし…。
一気に「1,980円」では,今度は楽天側の利益が上がるのかどうかという根本的な部分が懸念されます。
さて,三木谷さんはどのくらい責めてくるのか?
要注目ですね。
MVNOの行方は?
そしてより深刻なのはMVNOなのでは?
もし楽天モバイルが「1,980円」というプランを放り込んできたなら,当然それ以下の料金設定を期待されるのがMVNOの宿命です。
しかし,「2,980円」への対抗もままならないのにそれ以下の価格となると…。
生き残れるのでしょうか? MVNO…。