次期iPhoneではノッチに変更が…
ベゼルレスとして登場したiPhoneX以来,iPhoneには,今となってはレトロと感じるほどの存在感がある「ノッチ」が存在します。
パンチホール等,各スマホメーカーはこのノッチの大きさを何とか縮小しようとこれまで務めてきました。
しかし,Appleだけは我関せず。
何度か「縮小」の噂が立ち上がりましたが,結局はここまで「変わらず」という姿勢を貫いています。
個人的には現行のノッチでも全く気になりませんし,何だか逆にかわいく思えてしまうくらいなのですが,改善を求める声は未だ多いようです。まあ,そんな声を封じ込めてしまうほどの,Appleの我が道を行く姿勢はたいしたものだと思います。
さて,そんな唯我独尊のiPhoneのノッチですが,ついに何らかの変化が起こるようです。
しかし,その変化は,これまで噂されていたものではなさそうな予感です。
横幅ではなく,縦幅を縮小?
記事によると,
リーカーのジョン・プロッサー氏が自身のYouTubeチャンネル,FRONT PAGE TECHで,iPhone12s Pro(もしくはiPhone13 Pro)シリーズに1TBモデルがラインナップされること,ノッチは横幅ではなく,縦幅が狭くなる可能性を伝えた
ということです。
数年前から出ている「ノッチ縮小化」の噂で考えると,その殆どが「横幅が縮まる」というものでした。このレンダリング画像のように…。
しかし,ここに来て「縦を薄くする」という方向性です。
その理由を予想するに,恐らくは,
「ノッチ部分に埋め込みたいカメラ,センサー,スピーカー等の各種部品の配置やコンパクト化において,縦方向よりも横方向において限界がある」
ということなのでしょう。
あの小さいノッチエリアの中に,実にたくさんのギミックが詰まっているわけで…。
それぞれのサイズを小さくすることで,「縦方向」のスペースを縮めることはできるかもしれませんが,ギミック数自体を減らせないとなると,どうしても横幅は必要になります。
Face IDも活かしつつ,ディスプレイ下埋込み型Touch IDとのハイブリッド生体認証を目指すことになるであろう「iPhone13(12S)」においては,Face ID用のシステムを確保する必要があるために,どうしても「横幅」を縮めることができなかったということなのでしょう。
将来的には「ベゼル埋め込み式」?
さて,それでは将来的にノッチはどうなっていくのでしょうか?
今回の記事と同時期に,以下のような記事も発見しました。
Appleが,「ノッチレスiPhone」を試作しているというのです。
これを見て,以前に出回った,「ノッチに配置されているセンサー等をベゼルイン」させるという情報を思い出しました。
この記事では,
「ノッチレスタイプのiPhoneでは,ベゼルが厚くなる」
としています。
何故ベゼルが厚くなるのか?
もはや答えは,
「センサー等をベゼル内に埋め込むため」
ということしか思い浮かびません。「ベゼルイン」であれば,横幅を縮小することを考えなくてもいいですからね。
近い将来,完全ノッチレスで,すっきりとしたデザインのiPhoneが登場することになるのではないでしょうか?
iPhoneXRのような厚ベゼルもどうかとは思いますが…。