iPhoneSE Plusの登場はいつか?
1年以上前から噂に上がっている「iPhoneSE Plus」。
これまでの情報としては,
・iPhoneSEの画面拡大版
・ベゼルレスデザイン
・電源ボタンTouch ID搭載
という部分においては共通していました。
争点は「登場時期」だったわけです。
以前は「2021年春」という説が有力でした。現在もこの説を唱えるリーカーがいますが,大勢が「2021年後半〜2021年前半」へと移行しているように感じます。
とりあえずは,この3月の新製品ラッシュの中に「Plus」が含まれるのか…というところに注目ですね。
しかし…。
今回見つけた記事では,これまでの通説が見事にひっくり返っています。
なんと,iPhoneSE PlusにFace IDが搭載される…というのですが?
液晶ディスプレイの在庫一掃セール?
記事によると,
Gizchinaが入手した情報によると,iPhone SE PlusにはA14またはA13が搭載され,6.1インチ液晶ディスプレイにアップグレードされ,Face IDが搭載される
とのことです。
搭載チップに関しては,以前からA13になる可能性が報じられていましたので驚きませんが,問題は認証方式ですね。
いきなりの「Face ID説」。
個人的には「ない」と考えます。
やはり,1年に渡って噂されてきた「電源ボタンTouch ID」には何らかの理由があると考えますし,その後「iPad Air4」に実際に電源ボタンTouch IDが初搭載された…という確かな実績もあります。
むしろ,「Plus」でiPhone初の電源ボタンTouch IDが搭載され,その後ノーマルSEにも搭載される…と考えるのが辻褄が合うというものでしょう。
さて,気になるのが,この記事で書かれている,
「iPhone12シリーズで液晶ディスプレイが一掃されて有機ELディスプレイに置き換えられたことから,液晶ディスプレイの在庫をiPhone SE Plusで吐き出すつもりなのではないかと推測している」
という部分。
あまり気持ちのいい書き方ではありませんね。悪意すら感じます。
「6.1インチ液晶」ということは,無印iPhone11の在庫…ということでしょうか?
であるならば,むしろ「Face ID」を搭載することによる「SEと11の差別化」が難しくなる…という問題点を抱えることになるのではないでしょうか?
やはり,「Plus」にはFace IDを採用せず,電源ボタンTouch IDを取り入れることで価格を下げることが,ラインナップの構成上も必要となるのでは?
将来的に,新型ノーマルSEが「iPhone12 mini」を飲み込むのでは…
将来的なiPhoneのラインナップを考えた時に,心配なことがあります。
それは,
「iPhone12 mini」の販売不振に伴って,「mini」が「SE」に吸収されることになるのでは…
という点。
恐らく,次期「iPhoneSE」は,ホームボタンが廃止され,ベゼルレスデザインになるでしょう。そして,その認証方式は「Plus」と共通になるはず。前述したとおり,個人的には「電源ボタンTouch ID」と予想します。
すると,筐体サイズは現行よりも小さくなった,「iPhone12 mini」のようなデザインに落ち着くのではないでしょうか?
販売不振の「mini」のコンセプトを「新型SE」に当てはめ,「廉価版+コンパクト」な機種として売る…というのは,悪くない戦略のようにも感じます。
高性能なフラッグシップとしての「mini」も存続してもらいたいのですが,現状では嫌な予感しかしません。しかし,現行「mini」のようなiPhoneは是非とも生き延びてもらいたいと考えますので,「SEのmini化」も致し方ないのかもしれません。