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Denon「AH-D9200」+ TEAC「UD-505」で感動は得られるか?【Part3】〜30時間経過時点の音質変化編〜

エージング30時間で「AH-D9200」の音は?

 Denon「AH-D9200」+ TEAC「UD-505」で感動は得られるか…というテーマで,初の据え置き型USB DACを介したヘッドホンの音に挑戦しております。 

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 ここまで,「到着編」「取って出しの音質編」を書かせていただきました。 

 前回の記事でも書きましたが,予想通りエージングをしない状態での「AH-D9200」の音はなかなかにひどいものでした。
 出過ぎる低音,引っ込むボーカル帯,全域にベールがかかっているようなのに情報量の多い音がする…。
 これに,奥行き感が感じられない音場等の条件が重なり,かなりバランスの悪い音に聴こえます。非常に滑らかで「シルキーな音」がするので,エージング後の化けっぷりが楽しみ…ということで,とりあえずエージングを重ねることに。

 さて,「とりあえず」と考えた30時間を経過して,音はどのように変化したのでしょうか?

 

究極のシルキーサウンドに近づく!

 結論からいうと…。
 ものすごいことになっています。もちろんいい意味で…。
 ただし,これには「AH-D9200」単体のエージングだけではなく,

周辺機器(具体的に言えばケーブル)とミュージックアプリ(Macでのイコライザーのカスタマイズ)の恩恵

が欠かせません。
 これ,絶対条件だと私は考えます。
 この「ケーブル」と「イコライザーカスタマイズ」に関しては後日ご説明することにし,今回は,これらの恩恵を含んだ上での音の変化についてまとめます。

 まずもって,取って出しの音質としては,前回の記事にも書きましたとおり,

△低音強すぎ
△しかも深みの足りないボワボワした大変残念なもの
△ボーカル帯の中音域が引っ込みすぎ
△低域が中・高音に被さって,透明感がまるでない
△全域にわたって厚いベールに包まれている感じ
△情報量が多いのは分かるが,それが「ベール」に直結している
〇音の情報量は多く,これまで聴こえなかった細かな楽器の音が聴こえる
〇楽器の音の「響き」が半端ない(孟宗竹のハウジング効果?)

という印象をもちました。

 エージング効果は,全ての面に渡って,ゆっくりじっくりと進む印象をもちました。
 しかし,確実に様々難点が克服されていきます。

 次第に,「中・高音が主張」し始め,それと同時に,全体を覆っていた霞のようなベールが少しずつ取り払われていきました。
  「AH-D9200」の低音は,その量感以上に「深み」が足りません。だからこそ「ボワツキ」が目立ってしまうわけですが,深みが足りないなりにだらしなさが減少してタイトに鳴り始めることで(量感はあるのに圧はなく,タイトという非常に珍しい低音),中・高音への被さりも減少してきました。

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 これによって,
「情報量が異様なほどに多いのに,分離し切れていない…」
という印象だった音が,適度な距離を取り始め,「団子感」も払拭されていくことになります。

 ここまで来ると,元々の音の特徴である「シルキー感」が最大限に活かされます。
 下から上まで突っかかり無く吹け上がり,それでいて耳に刺激を与えることがありません。滑らかに澄んでいるのに,その中にはこれまでのイヤホン・ヘッドホンでは聴いたことのないような情報が詰まっています。
 中途半端なヘッドホンであれば,この「情報量の多さ」でパンクしてしまうのでしょうが,化け始めた「AH-D9200」は,それらを実に「さらっ」と鳴らしてしまうのです。破綻する徴候が見えません。

 更に,当初は斜め前方から響いてきた印象が強かったボーカル帯が,エージングが進むことで,しっかりと前方から届くようになるなど,音場も改善されました。

 いやはや,圧巻の音に様変わりしました!

 

しかし…,2つの「絶対条件」が必要!

 恐らくは,今後もエージングを続けることで,さらに「AH-D9200」のよさが広がっていくものと思われます。どこまで進化するのか,非常に楽しみ!

 しかし…。
 前述したように,この究極のシルキーサウンドは,「AH-D9200」単独では決して成立しません。これは断言できます。

 特に私のように,
「ボーカルを気持ちよく聴きたい!」
と考えている者にとっては,デフォルトの「AH-D9200」の音は,いくらエージングが進んだと行っても,満足できないのではないでしょうか?

 その要因は,「低音-中音-高音の出力バランスの悪さ」と「奥行き感のなさ」です。

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 分かりやすく言えば,
・低音の量感が大きく,気持ちよく聴きたいボーカル帯が前に出てこない
・左右の広がりはまずまずだが,圧倒的に奥行き感がない
ということ。

 これらは,エージングどうこうではない,「AH-D9200」の癖のようなもののようです。
 ということで,これらを解決するために,Macミュージックアプリの「イコライザーカスタマイズ」と「ケーブルの買い足し」を行いました。
 これらが完璧にマッチした上で,初めて「究極のシルキーサウンド」が完成することになるのです。

 次回は,Macミュージックアプリの「イコライザーカスタマイズ」について。
 これ,最重要項目だと考えております!