新型iPadは品薄になる?
2月も中旬に入り,3月のApple新製品発表まであと1ヶ月ちょっとというという時期に入ってきました。
例年の傾向を鑑みるに,3月の第3週から第4週はじめにかけてが怪しいと睨んでいるところです。
後は,2年前のように,1日1機種の発表を連日行うパターンにするのか,それともWeb上の発表を行い,一気に購入可とするのか…。
個人的には,2年前の高揚感が心に残っておりますので,小出しにされるのも悪くないかと考えているところです。
そんな中…。
3月に発表が噂されているiPad Pro12.9インチおよびiPad(第9世代)に関して,供給不足が心配されているという記事が来ています。
コロナ禍における需要急増におけるチップ不足が原因?
記事によると,
台湾DigiTimesによれば,2021年第1四半期(1月〜3月)は需要が落ち着く時期であることに加え,チップ不足により出荷台数は2020年第4四半期(10月〜12月)比で30%減少に転じる
ということです。
この「30%減」については,まずもってコロナ禍においてタブレット需要が高まっているという大前提があります。ですから,タブレット人気が落ちているということではありません。
2020年第4四半期(10月〜12月)のタブレットの出荷台数は前四半期と比べ17.6%増,2019年第4四半期(10月〜12月)との比較では19.3%増加…ということですので,単純にこれまでが売れに売れていたということですね。
恐らくは,タブレット用のチップ生産がギリギリのところまで来ており,今後供給が滞る可能性があるということなのでしょう。
これは何もタブレットだけの徴候ではなく,Canonの新型ミラーレスである「R5」「R6」の生産が追いついていなかったり,SUBARUが半導体不足のために生産調整に追い込まれたりと,半導体を扱う全ての産業で懸念される事案なのだと思われます。
ところで…。
前掲のDigiTimesの原文記事を読むと,
「CPU不足で…」
「component不足で…」
という表現をしており,iPhone-maniaさんは,
「チップ不足」
と訳しておられます。
素人では,これらの言葉の明確な違いは分からないのですが,「半導体関連の部品全てが不足している」という理解でいいんでしょうかね?
それとも,特にSoCチップ中心なのか,半導体関連以外の部品全てに渡ってなのか…。
いずれにせよ,記事では,現在のタブレット用チップ納期が「20週間」にまでのびており,これが「2021年第2四半期(4月〜6月)まで改善される見通しは低い」としています。
私はMiniLED搭載のiPad Pro12.9インチの購入を決めています。これは,「即ポチ」した方がよさそうですね。
iPhone,Mac関連のチップは大丈夫?
今回のチップ不足は,あくまでもタブレットでは…というのが今回の記事の書き方なのですが,どうしてもiPhoneやMacへの影響が気になってしまいますね。
2020年は,カスタマイズすると納期がかなり延びていた印象でしたが,現在は落ち着いているようです。今後,「AppleSilicon Mac」の新機種が登場すると,いよいよMac人気に火が付きそうな予感ですので,その折りに部品供給不足という足かせが伴わないことを願います。