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高性能「AppleSilicon Mac」用か? Appleが冷却ファンの特許を取得!

f:id:es60:20210221181636p:plain 新型iMac用? Appleが冷却ファンの特許を取得

 2021年は,「AppleSilicon Mac」の本当の実力が試される年です。 

 2020年に発売された「13インチPro」と「Air」はエントリー機の扱い。まあ,そのエントリー機でも高性能機に迫るパフォーマンスを示したことで注目を集めている「AppleSilicon Mac」なのですが,今後登場するハイパフォーマンス機でどれだけユーザーをあっと言わせることができるか…が非常に重要であることは当然のことと言えます。

 最近になって「Apple Silicon」へのネガティブキャンペーンのような動きも見られるようですし,その中ではIntel搭載機の都合のいい面を寄せ集めたようなアピールの仕方も散見されるようです。
 しかし,裏返せば,それだけIntel,Intel搭載Windows勢が危機感を感じているということに他なりません。

 今年中盤での登場が予想されている「MacBookPro14/16インチ」,後半登場予定の「iMac」。その実力で,今後の「AppleSilicon Mac」の評価のおおよそが決まってくることでしょう。

 さて…。
 「ハイパフォーマンスAppleSilicon Mac」となると,当然チップの発熱もそれなりに大きくなることが予想されます。
 M1搭載Airはファンレス,13インチProでも相当な高負荷でないとファンの音は気にならない…というレビューが多いようで,チップの発熱は相当に抑えられている感のある「AppleSilicon Mac」ですが,さすがに今後は排熱対策が重要となってくるでしょう。

 そんな中,Appleが冷却ファンの特許を取得したことが判明しました。
 新型「AppleSilicon Mac」用と考えるのが妥当でしょうね。

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「ガイドベーン」搭載で高効率と静音化を

 記事によると,

Appleが現地時間2021年2月18日,米国特許商標庁(USPTO)にて,冷却ファンに関する特許を取得した

とのことです。

 Appleが取得したのは,「冷却ファンを搭載した電子機器」に関するもので,冷却ファンの性能と静音性の向上について記述されているようですね。

 具体的に言えば,

冷却ファン内にガイドベーンを適切に配置することで,ガイドベーン無しの場合と比較し同じファン回転数でも空気の排出量が2%向上,ノイズも低減することで、冷却性能とユーザー体験の両方が向上する

とのこと。
 これがその冷却ファンとガイドベーンの図。

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 「ガイドベーン」とは,冷却ファン内を通る空気を誘導するための「案内羽根」を意味するようですので,ファン内の空気の流れを効率化することにより,排気効率とノイズの低減を図る…ということなのでしょう。
 カタツムリのようなユニークな形をしており,薄型に仕上がっている印象を受けます。

 また,記事内には,実際に「iMac」「MacBook Pro」「Mac Pro」と思われる筐体への埋め込み図も掲載されています。

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「iMac」「Mac Pro」の姿が…

 個人的には,この図に新型の「iMac」「Mac Pro」とおぼしき筐体図が掲載されていること自体に驚きました。

 もちろんこのままのデザインで登場するということではありませんが,それにしてもAppleが現状でどのようなことを考えているのかの手がかりになるのではないでしょうか?

 まずもってiMac
 噂どおりのベゼルレスディスプレイを搭載したデザインに描かれています。また,こちらも噂どおり,Pro Display XDRそっくりの,スクエアで厚みをもたせたデザインです。
 Pro Display XDRは,本体の厚さが「2.7㎝」で,厚みも均一。今回の特許図では,中央部分が膨らんだラウンド上の背面となっています。

 iMacにはApple Silicon,GPU,SSD等の部品が内蔵されることになりますので,当然Pro Display XDRよりも厚みが出るとが予想されますね。まあ,Pro Display XDRもその絶対的な描写性能故に,ディスプレイとしては相当の厚みを有していますので,一般のディスプレイとして比較するわけにはいきませんが…。

 そしてMac Pro
 これまでの噂では,Intel製チップとは異なり,発熱が抑えられるApple Silicon搭載故に,冷却ファンの小型化が期待できるため,筐体が大幅に小型化される…という情報が以前からありましたね。 

 仮に,iMac用と同じ冷却ファンがMac Proに搭載されるとすると,上記の画像の比較で考えるに,本体サイズはそれほど小さいものにはならないような気がします。
 ということは,iMac用とMac Pro用の冷却ファンのサイズは異なる?

 当然,MacBookPro14/16インチのファンは非常に小型なものになりそうですので,「構造は同じでも大きさは異なる」ことは十分に考えられます。

 とすれば,ディスプレイ一体型であり,狭いスペースに様々な部品が内蔵されているiMac用の冷却ファンは大きく,本体内部に余裕のあるMac Proは小さい?

 現状では,異様に発熱する内部の安定性を確保するために,とんでもない大きさのファン内蔵しているMac Proです。  

 本当に冷却ファンを小型化したり,ファンの数を減らしたりすることができるほどに,Apple Siliconの発熱が抑えられることになるのか…?
 それとも本体サイズはそれほど変わらないのか?

 実態が非常に気になりますね。

 

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