「M1X」は驚愕のスペックになる!
3月になり,登場が噂されている「新型iPad Pro12.9インチ」に搭載予定の「A14X」が,M1チップと同等の性能を有している…という胸躍る情報も飛び交っています。
となると,当然期待したくなるのが,今後発表される「AppleSilicon Mac」の性能です。
以前から,今年中に発表される「MacBookPro14/16インチ,iMac21.5インチ後継」にはM1チップのグラフィック性能向上版である「M1X」が搭載されるということは予想されていますし,iMac27インチ後継機には「Tチップ」なる更に高性能なApple Siliconの搭載も見込まれています。
今後の指標という意味でも,まずは,
「M1XがもM1よりもどの程度の性能向上が見られるのか?」
ということが非常に重要となるのですが,そろそろその具体的な数値も報告され始めました。
M1Xのマルチスコア性能は,M1の2倍になる?
Mac Proにも迫る性能になるの?
記事によると,
リーカーのジョン・プロッサー氏によれば,新型iMacや14インチおよび16インチMacBook Proが搭載すると噂の新しいAppleシリコン,「M1X」のパフォーマンスは「M1」から大幅に向上するようだ
ということです。
まずもってこれまで噂になっている「M1X」のスペックがこちら。
CPUコア数が「8→12」,GPUコア数が「8→16」というように,コア数だけ見てもただ事ではないことが予想されますね。
まあ,Apple Siliconに関しては,将来的なラインナップの中で,「32コアCPU,128コアGPU」というモンスターチップまで視野に入っているという情報もありますので,それから考えると「MacBookPro14/16インチ」にこの程度のチップスペックというのは合点がいくところです。
さて,今回プロッサー氏が「正しい」と主張しているベンチマーク結果の記事はこちら。
Cinebenchで「M1」の2倍のマルチコア数値になっているのです。
具体的な数値はこちらです。
CinebenchのスコアがGeekbenchのそれと必ずしも同傾向にはならない…ということはよく言われることですので,参考程度にしたいわけですが,以下がGeekbenchによるMacのマルチスコア比較です。
M1チップ搭載機が7500弱というところですが,もしこれがCinebenchのように「倍増」するとしたら,「15000弱」程度になるわけで,これはもはや「Mac Pro」のレベルです。
当然MetalやOpenCLのスコアも向上するでしょうから,とんでもないことになるのではないでしょうか?
iMacやMac Proはどうなる?
重要なのは,「MacBookPro14/16インチ」はノートPCとしては高性能でしょうが,デスクトップ機と比較すると当然限界があるということです。
もし,iMac27インチ後継機や新型Mac Proに,より高性能な「Tチップ」やApple純正GPUが搭載されることになれば…。
恐らくは,現行のMac Proを消し飛ばすようなスペックになることが予想されますね。
「倍増」という考えが今後も通用すると仮定すると,Mac Proの最高スペック機が「40000」程度のマルチスコアをたたき出しても不思議ではないわけで…。
もはや意味が分からない世界に突入することになるのですが,果たして…?
どうせだったら,Appleには,思いっきりわけの分からない世界を味わわせてもらいたいものです。