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DALI「Minuet SE」で幸せになりたい!【Part4】〜「Minuet SE + UD-505 + AX-505 + Mac Pro」Amazon Music HD編〜

f:id:es60:20210302184904p:plain 「Amazon Music HD」の効果のほどは?

 

「Minuet SE + UD-505 + AX-505 + Mac Pro」で幸せになりたい…というテーマで,レビューを続けております。 

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 これまでは,ヘッドホンからスピーカーへと選択肢を変更した経緯と,新規に購入したスピーカー,プリメインアンプの紹介およびセッティング,そして取って出しの音質に関してお伝えしてきました。  

 さて,今回は「Amazon Music HD」を導入した…という話なのですが,実は本ブログでは以前に一度「Amazon Music HD」のレビューを行っております。  

 このときは「iPhone+イヤホン」という組み合わせの基に判断したのですが,結論とすればApple Musicの継続利用を決意していた…という経緯があります。
 この際に感じたのは,「Amazon Music HD」の音質が,
「確かに解像度が高い音ではあるが,絶対的な音質差とはなかなか言いがたく,何よりも中音域のボーカルが引っ込んでしまう…という特質を考えると,私としてはApple Musicの方が聴きやすかった」
ということです。

 さて,今回組んだ「Minuet SE + UD-505 + AX-505 + Mac Pro」というシステムでは,この印象は変わるのでしょうか?

 

音質差は明確

 この,「Amazon Music HD 対 他のストリーミング」という対決のレビューは,外部スピーカーを用いた場合でも結構見かけますが,多くが「正直音質差は分からない」という結論に至っています。

 問題は,「1,000円という価格差を納得できるだけの音質差を感じることができるか」という一点!

 恐る恐る聴き比べてみました。

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 結論としては,「音質差は明らかにある!」ということになります。
 まずもって,音の解像感が異なります。明らかにApple Musicの音の輪郭が甘く,Amazon Music HDの音は,一つ一つの音の輪郭がはっきりとしていて明確な主張があります。特に中・高音部の粒立ちが極上であり,分離感も素晴らしいです。

 しかし,この解像度が高い音を好まない方もいらっしゃるかと思います。
 では,Apple Musicに逆転の目があるかというと,実はそれ以上の違いがあるわけで…。

 私が感じた,解像感以上の差は「低音の質」です。
 Amazon Music HDの低音は,実にぼわつきがないキレのある低音。それでいて,沈み込むような迫力と艶も持ち合わせると同時に,「中音域へのかぶり」が全くありません。

 逆にApple Musicの低音は,やや緩みのある音。まあ,それだけであれば好みの問題とも言えますが,最大の問題点は,「ゆるくてボワついた低音が,ボーカル帯の中音域に被さる」ことです。
 これにより,ボーカルに濁りを感じてしまうのです。

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 これ,ボーカル,特にしっとり系の女性ボーカルを多く聴く私にとっては致命的です。
 以前レビューをしたヘッドホン,「AH-D9200」の低音の被りと似ているような聴こえ方になるわけです。まあ,あそこまで顕著ではありませんが,Amazon Music HDと比較するとその違いは明確です。

 イヤホンではボーカル帯が引っ込みすぎていると感じましたが,Minuet SEで聴くとそんなに違和感は感じません。
 前回のブログにも書きましたが,Minuet SEが非常に縦方向の奥行き表現が得意であるため,むしろAmazon Music HDの方が好ましいボーカルの出方に聴こえるくらいです。

 

Amazon Music HDの継続決定!

 解像感,分離感が非常に優れ,Minuet SEの良好な空間表現のよさを更に引き出してくれる上に,低−中−高のつながりでも文句なし…。

 私は,Apple Musicとの「1,000円」の価格差は「あり」だと結論づけました。せっかくいいシステムで聴くなら,いい音で聴きたいという単純な思考です。それが自分の耳で明確に分かるのであれば,いい音の方を選択するのは当然でしょう。

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 比較対象を知りませんので,私の「Minuet SE + UD-505 + AX-505 + Mac Pro」というシステム以外も同様の音質差を感じられるかどうかは分かりません。
 しかし,「はっきり」と違いが分かるということは,スピーカーはもちろん,USB-DACやプリメインアンプもそれなりの性能のものを揃えたからなのではないか…ということは考えております。

 また,イヤホンではそれほど明確に感じなかった音質差をより大きく感じたということは,より性能が上のシステムで聴くほど,Amazon Music HDのメリットがはっきりと見えてくる…ということなのかもしれませんね。

 さて,Apple Musicですが…。
 Amazon Music HDには,「インターフェースが極悪で,使い勝手が非常に悪い」という欠点があることや,聴くことのできる曲数の差,歌詞表示の差等,Apple Musicに適わない点も多く存在します。
 また,iPhoneで利用する場合には,Amazon Music HD使用時のバッテリー減りが顕著だった…という印象も持ちました。

 ということで…。
 とりあえず「併用」でいこうかな…と考えています。
 Spotifyで,高音質サービスが始まる…という情報が流れましたので,恐らくはApple Musicも,そう遠くないうちに「Apple Digital Master」品質がデフォルトになったり,それこそハイレゾ級の音質サービスを打ち出してくることが予想されます。

 その際にはもう一度双方の音質差を確かめ,一本化できればと考えているところです。

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