OLED搭載Appleデバイスの情報が続々と
「MiniLED」を搭載したiPad Proがこの3月に登場か…という問題の答えが明かされる日が近づいています。
ある程度の価格以上のスマホに関しては「OLED」が標準となりつつある昨今ですが,タブレット以上のディスプレイサイズをもつデバイスに関しては,未だに液晶が殆ど。
だからこそ,今回の「MiniLED」がどれだけの優位性をもつのか,この目で確かめてみたい…という気持ちが強くあります。
個人的には,液晶とOLEDを比較すると,その落ち着いた発色が魅力であるOLEDの方が好みです。目への負担感が違います。
見た目上「鮮やか」と感じるのは液晶ですが,現在の液晶は,鮮やかすぎると感じるほどですので,自然な映りということを考えても私はOLEDに1票です。
しかし…。
どうしてもOLEDの大画面デバイスへの搭載がなかなか進まないですね。
コストや歩留まり等の問題があるようですが,好みの分かれる部分ですので,選択の幅を広げてもらいたい分野でもあります。
そんな中…。
今後のAppleデバイスへのOLED搭載に関する情報が来ています。
本当にこの通りだったら,うれしい限りなのですが…。
MiniLEDとOLEDは両立させる?
これらの記事は,台湾DigiTimesのソースを基に書かれているのですが,上下2つの記事によって書かれている内容が異なる部分があります。
上の記事では…
〇Appleは2022年に,OLEDディスプレイを搭載したMacBookとiPadを発売予定
〇iPadPro12.9インチには「MiniLED」,11インチ後継には「OLED」を採用
〇12.9インチ以上のデバイスにはMiniLEDを搭載か?
下の記事では…
2022年に10.9インチ有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したiPadが登場,その後,12.9インチiPad Proや16インチMacBook Proも順次,OLEDディスプレイ搭載モデルをラインナップする可能性があると伝えた
と,内容を修正した感があります。
それは,短期的に見れば「iPadPro12.9インチ」「MacBookPro14/16インチ」といったところにMiniLEDが搭載されるが,2022年の「iPad Air5」を皮切りに,OLED搭載のデバイスが発表されるという部分。
更に,「iPadPro12.9インチ」「MacBookPro14/16インチ」のようなディスプレイサイズの大きいデバイスに関しても,順次「OLEDモデル」が追加されるかもしれない…という点です。
これまでは,OLED(あるいはその後継と言われるMicroLED)とMiniLEDは,画面サイズによって搭載が明確に分けられる…と考えられてきました。
今回の情報が正しければ,"画面が小さめのデバイスにはOLED","画面が大きめのデバイスにはMiniLED"と考えられていたものが,将来的には各デバイスへとOLEDが広がるということになります。
しかも,
「OLEDモデルとMiniLEDモデルが並列で販売される…」
という見解のようですね。
う〜ん,どうでしょう?
モデル展開からしても「両立」は難しいのでは?
個人的には,「OLEDモデル」と「MiniLEDモデル」の並列販売は難しいのではないか…と考えます。
Appleの戦略である,できるだけラインナップをシンプルに…という考え方に反すると思うからです。
生産する上での効率性にしても,製品ストックのリスク管理という点にしても,Appleであれば,「何らかの線」でディスプレイの区分けをするはずです。
それが「ディスプレイサイズ」「価格設定」「Mac,iPad等のデバイスの種類」などの中の何になるのかはわかりませんが,
「様々なオプション選択の中からご自由にお選びください」
というユーザーに優しい選択肢とAppleとが繋がるイメージがなかなか湧いてこないのですが…。
本音から言えば,以前の記事でも書きましたが,
「目に優しいOLEDこそ,大画面のデバイス,特にMacにふさわしい」
と今でも考えています。
価格面で非常に厳しいのでしょうが,できればMacへのOLED,あるいはMicroLEDの早期搭載をお願いしたいものです。