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半導体不足は2023年まで続く?〜Appleデバイへの影響はいかに?〜

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今後も続く? 半導体不足

 世界中で半導体が不足している…ということについては,以前にも記事にしました。  

 この度発表された新型iPad Proにしても,予約開始から発売まで1ヶ月弱待たされることになりそうです。これに関しては,技術的なことではなく,各種部品の供給に問題が出ている…という説が有力です。

 Appleデバイスに関してとりあえず安心できる情報としては,次期iPhone13に搭載される「A15」に関しては,製造するTSMCでしっかりと準備がなされており,優先的に供給される見通しが立っている…という情報もありましたので,Appleの業績が急速に悪化するということはないのかもしれません。

 しかし…。
 この半導体不足,2023年頃まで続くのでは…という心配な記事が来ています。

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新型Macのメードマップへの影響は?

 記事によると,世界中の半導体関連企業が,今回の世界的な半導体不足が今後しばらく続くと言及しているようです。

 詳しく見ていくと…

Nvidia→4月12日付のプレスリリースにて,「総合的な需要高で、需要が供給を上回る状況が続いている。年内はこの状態が続くと考えている」と宣言

Intel→パット・ゲルシンガーCEOは,Washington Postの取材にて「車業界が影響を受けている半導体不足が解決に向かうには数年かかる」と発言

TSMC→C.C. Wei CEOが,アナリスト向けの電話会議で,「2023年には、クライアントに十分対応できるためのキャパを提供できればと思う。その頃には、逼迫する供給不足も落ち着き始めているだろう」と発言

とまとめられています。

 「年内は続く」「数年かかる」「2023年には解決できれば」等,なかなか芳しくない表現が続きましたね。やはり,解決までは「少なくても数年」を見込んでおかなければならない状況になっているようです。

 さて,Appleに目を向けると…。
 とりあえず2021年iPhoneに関しては,TSMCとの調整がうまくいっていると思われます。しかし,現実問題として今回のiPad Proのように影響が出始めているのであって,自体は今後ますます新婚化するものと思われます。

 中期的に見て心配なのはMac関連です。
 どういうことかというと,現在Macは,Intel Macから「AppleSilicon Mac」への移行のまっただ中にあるから…。
 特に2021〜22年は,「MacBookPro14/16インチ」「iMac」「Mac Pro」と,正に「主力」を独自チップへと置き換えるための非常に重要な期間となっているわけです。もしここで深刻な部品不足が発生して十分な供給量を確保できなかったり,部品不足が原因で製品のロードマップ自体に影響を及ぼすことになれば,Appleとしては大きな痛手を被ることになりかねません。

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 本ブログでは,カメラ関連の記事も書いておりますが,昨年来のカメラ・レンズの需要と供給のバランスの乱れは異様なほどです。旬を過ぎたカメラ業界でもこのような状況ですので,現在の主力たるモバイル端末・PC業界における今後の情勢が非常に心配です。

 Appleとすれば,製品開発も大切ですが,部品調達における「政治的な手腕」も試されることになりそうです。

 

 

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