iPhone13は「ミリ波」対応?
Appleの春イベントも終了し,数々の新デバイスが登場しました。
今後は,MacBookPro14/16インチの発表をはさみ,9月のiPhone13シリーズの発表と,雪崩を打ったように進んでいくものと考えられます。その後も,27インチiMac後継機の登場が控えていることが予想されますから,2021年はAppleファンにとってはたまらない1年になりそうです。
その中でもやはりメインイベントといえるのが「iPhone」であることは変わらないわけで,iPhone13に関する情報が続々と登場していることからも,Apple側の準備が着々と進んでいることを物語っているようです。
世界的な半導体不足の影響を考慮し,TSMCがA15チップの生産を例年よりも早める…という情報もありますので,とりあえず今年のiPhoneに関しては予定通りに発表されることになりそうです。
数々の注目される新機能あるわけですが,「5G」に関することについても言及されました。
iPhone13シリーズは,日本でも「ミリ波」に対応する?
対応バンドよりも5Gエリアをどうにかして欲しい!
記事によると,
TF Securitiesのアナリスト,ミンチー・クオ氏が、iPhone13シリーズ(iPhone12sシリーズとの噂もあり)では,5Gミリ波対応モデルの販売地域・国が拡大されるとの予想を伝えた
ということです。
現在のiPhone12シリーズは,米国では通信速度が速い5Gミリ波と,通信速度は劣るがサービスエリアが広いサブ6GHzに対応していますが,日本ではミリ波には対応していませんでした。
しかし,クオ氏の予想では,ミリ波が,カナダ,日本,オーストラリア,ヨーロッパの主要国に拡大されるとのことです。
まあ,iPhoneがもっている力を存分に発揮できる状況が広がること自体は当然歓迎すべきことなのですが,現在の日本の5Gの実態を考えると,喜んでばかりもいられません。
まずもって,5Gエリアがなかなか広がらない…という思いが非常に強いです。デバイス側がいくら5Gに対応しても,インフラが整わないのであれば全く意味が無い…。それに伴ってデバイスの価格が上がる…,バッテリーもちが悪くなる…等,何だかわけの分からない弊害まで一緒に付いてきてしまっているわけで,笑い話にもなりません。
まずもって,人々が5Gの恩恵を感じることができる状況をいち早く気付いていただきたい!
正直言って,話はそれからです。
また,この5Gエリア拡大に関しても,従来の4G施設を利用する形で広げていこうとする考えもあるのだとか…。この場合,速度は4Gと変わらないということですので,これではインチキとも言えるものです。
5Gの売りであった「爆発的な」回線速度を,一般のユーザーが幅広く享受できるのはいつになるのか?
キャリア側にも頑張っていただきたいですし,国としても支援ができないかどうかを検討していただきたい!
「何ができるか」をそろそろ明確に!
また,本ブログで再三主張しているように,「5Gで何ができるのか」について,そろそろ明確にしていくべき時期に来ていると考えます。
個人的には,「5G」という言葉ばかりが踊り,実質的な話が何も進んでいないような印象を持ち続けており,その状況は何も変わっていないようにも感じます。
国としては,明確に見通せているのでしょうか?
コロナのことに関してもそうですが,最近の日本は少し先の未来が見えづらくなっているように感じます。政策を打ち出す側の先見性,創造力(想像力)は十分なのでしょうか?