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「Boot Camp」の最新アップデートでWindowsでの高精度タッチパッド操作が可能に〜Intel Macの存在意義を考える〜

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「AppleSilicon Mac」化の流れの中で…

 残念ながらWWDC21でのMacBookPro14/16インチの発表はありませんでした。原因はMiniLEDの供給不足と言われていますが,この問題さえクリアできれば,今後のiMac27インチ後継機,Mac Proという,「AppleSilicon Mac」ラインナップが徐々に形づくられていくことになります。

 先日,Adobeのlightroom classicやIllustrator,Premiere Proのbeta版がApple Siliconにネイティブ対応となりました。

 しかし,M1Mac発売直後の動きからすると,各種アプリの対応速度が鈍化していることが気になりますし,先日の「macOS Monterey」の発表後に,Intel Macでは活用できない機能があることが発覚するなど,「AppleSilicon Mac」と「Intel Mac」の両立についても考えさせられる展開となっています。

 そんな中,AppleがBoot Campのアップデートを行ったという記事が来ています。
 Appleは,Intel Macの今後をどのように考えているのでしょうか?
 また,我々は,Intel Macとどのように付き合っていけばいいのでしょうか?

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「保険」としてのIntel Mac

 記事によると,

Appleが「Boot Camp」の最新アップデート(ver 6.1.15)をリリースし,Windowsで高精度タッチパッド操作「Precision Touchpad」が利用可能になったことが分かった

ということです。

 具体的には,

最新版のバージョン6.1.15ではApple T2チップを搭載したMacにおいて高精度タッチパッド操作が可能になり,「1本指タップでシングルクリック」や「タッチパッドの右下隅で右クリック」「ダウンモーションで上スクロール」「3本指ジェスチャー」の操作が利用可能

になったとのこと。

 まずもって,この「Apple Silicon化」の動きが加速する中でのBoot Campのアップデート自体に驚きました。
 このように,細かい部分にまでサポートを継続するあたりが,Appleのよさでもありますね。キュンとしてしまうわけです…。

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 さて,そんなBoot Camp。
 個人的にはParallelsを使用しており,Boot Campは使用したことがありません。やはりリブートが必要…という部分が,使い勝手の上での障壁になっていると感じます。

 しかし,Parallelsでは,当然パフォーマンスの低下は否めませんし,非常に細かい部分で動作しない機能があったりすることは事実です。完璧にWindowsの機能を…となると,Boot Campはどうしても必要であるわけです。Windowsをある程度しっかり使用したい場合には。

 しかし今後は,「AppleSilicon Mac化」が加速し,Mac上でx86ベースのアプリは動作しづらくなるでしょう。仮想化アプリであるParallelsに関しても,現状以上の連携は期待できないでしょうし,むしろ今後に関しては不透明な部分の方が多いですね。
 また,前述したようにApple Siliconへのネイティブ対応が行われなければ,今後そのアプリがMac上で使用できなくなる可能性も十分にあるわけで…。

 日常的に,Windowsをどの程度利用しているか…,そして,Mac上でしか使えないアプリがどの程度あるか…によって,「AppleSilicon Mac」に対する考え方が変わってくることになりますね。
 Windowsを意識しなくてもいいのであれば,「AppleSilicon Mac」に完全移行してもいいのでしょうが,どうしてもWindowsを手放せない要因があるのであれば,「AppleSilicon Mac一択」は危険性もはらんでいます。

 そんなとき,「Intel Macを残す」という選択肢が「あり」なのではないでしょうか?
 保険として…。

 

最新「AppleSilicon Mac」と「Intel Mac + Boot Camp」の両立

 具体的に言えば,
「最新のAppleSilicon Macをメインとして使用し,Windowsに関しては既存のIntel MacをBoot Camp専用機として使用する」
という考え方です。

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 私は現状,Mac Pro(2019)とMacBook Pro15インチ(2019)を使用しています。コロナ禍のため,MacBook Proを外に持ち出して…という機会が殆ど無くなってしまったため,殆どがMac Proの使用となっていますが…。

 今後,「AppleSilicon Mac」を購入するとなったときに,これらのIntel MacをBoot CampによるWindows専用機として残し(当然メイン機トラブルの際にはMacOSで利用もできる),「AppleSilicon Mac」と併用することにすれば,Apple Siliconの互換性に悩むことなく,いつでも「AppleSilicon Mac」を導入することができますね。

 Appleが今回のようにBoot Campへの目配りを継続してくれるのであれば,なおさら安心して「Boot Camp」をうまく取り入れていくこともできそうです。
 私の環境では,メイン機に「AppleSilicon Mac」を導入するのは早くても来年以降ですので,色々と考えてみる時間は残されていますが,少しばかり安心できる材料となった今回のニュースとなりました。

 

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