雫井脩介最新刊「霧をはらう」が7/28に発売!
劇場型犯罪を壮大なスケールで描く,雫井脩介の「犯人に告ぐ」シリーズ。
その第3弾である「紅の影」は,巧妙に生き延びてきた「リップマン」の結末と黒幕たる「ワイズマン」の暗躍とが描かれる骨太な作品となりました。
第2弾「闇の蜃気楼」がやや肩透かし的な内容だっただけに,原点回帰とも言える作風に安堵したものです。こちらは「第4弾」に続くことが必至とも言える週末だっただけに,続編への期待大です。
さて,雫井さんと言えば,「火の粉」で裁判官,「検察側の罪人」では検察官の苦悩と葛藤を描きました。
火の粉は「大人の土ドラシリーズ」で,検察側の罪人は映画で,それぞれ映像化もされています。
そんな一連のシリーズとも言える最新刊が発売になるようです。
最新刊「霧をはらう」が7/28に発売!
今度は「弁護士」?
弁護士の矜持を問い掛けるリーガルサスペンス
私が「霧をはらう」の発売情報を掴んだ6/20時点で,発売元の幻冬舎のHPには何の情報もなし。作品のあらすじ情報どころか,発刊情報すらありません。
楽天ブックスでは注文できる状態にはなっているのですが,こちらも内容の情報は皆無…。
さすがに内容が確認できないのではポチれない…ということで探してみますと,Twitterで内容に関するつぶやきを発見しました。
雫井脩介さん『霧をはらう』プルーフ読了!
— 錦糸卵 (@ash1208kmzw) June 8, 2021
『火の粉』『検察側の罪人』でそれぞれ裁判官、検事のポジショニングを描いてきた雫井さんが弁護士の矜持を問い掛けるリーガルサスペンス#雫井脩介 #霧をはらう pic.twitter.com/mjRQInNWii
この「錦糸卵」さんは,他のツイートで,
今までの作品でも人を信じる難しさや大切さを教わってきたが,本作では他人を信じ抜き,そして信じ切るところにまで踏み込んでいる。
ともつぶやいています。
被告人との間に,どのような葛藤があったのか…。非常に興味がそそられるポイントです。
さて,この「錦糸卵」さんは,「プルーフ」を読了してツイートいているとのこと。
この「プルーフ」とは,出版元の「校正刷り」のことを指すのだそうです。つまり,まだ確定番前の現行ということ。この方,書店員さんのようで,出版元である幻冬舎とのパイプがあるのかもしれませんね。
プルーフには「6月下旬発売予定」とありますが,どうやら1ヶ月ずれ込んだようです。
その分,中身の濃い作品になることを期待するばかりです!
☆読了しました☆
リンク