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フレキシブルOLEDの出荷数,対前年比増も前四半期比で減少〜折りたたみスマホやオンスクリーン型Touch IDにも関わる話〜

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フレキシブルOLEDの出荷数,対前年比増も前四半期比で減少

 フレキシブルOLEDの出荷数,対前年比増も前四半期比で減少…という記事を見かけました。

 現行のOLED(有機ELディスプレイ)には,「フレキシブルタイプ」と「リレッジタイプ」の2種類があるようで,フレキシブルは文字通りディスプレイを曲げたり折りたたんだりできるタイプのディスプレイのようです。 

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 記事内では,

市場調査会社Omdia社が,2021年第2四半期(4月〜6月)のフレキシブル有機EL(OLED)ディスプレイパネルの出荷数は,2021年第1四半期(1月〜3月)比35%減の約5,700万枚になると発表した

としています。

 その主な原因はiPhoneの出荷台数減少ということですが,まあこの時期に出荷台数そのものが減少することは当然であり,昨年同比でのパネル出荷台数は増加している…ということですので,時代はフレキシブルに向かっているという傾向は変わっていないものと思われます。
 その点からすると,この記事に何の意味があるのか…と考えたくもなりますね。

 しかし,この記事の意義はさておいても,フレキシブルOLEDの行方は,今後のスマホにとって大きな意味をもちそうです。

 

折りたたみ,オンスクリーン型Touch ID…

 気になって,「フレキシブルタイプ」と「リレッジタイプ」について少し調べてみると,以下のような記事を見かけました。

 まずもって,時代は一気にフレキシブルOLEDに進むかと思いきや,そのコスト問題と各スマホメーカーの液晶離れを契機に,一旦勢いを奪われたリレッジOLEDの人気が再燃する時期があった…ということを知りました。

 GalaxyやiPhoneといったフラッグシップにおいてはフレキシブルOLEDが使用されるわけですが,その他の安価なOLEDディスプレイスマホには,安価なリレッジOLEDが必要だったということなのでしょう。

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 しかし,今後は折りたたみ式のスマホが続々と投入されることが予想されますし,数年後に折りたたみiPhoneが投入されれば,一気に市場に火が付く可能性もあります。
 折りたたみが市場のメインとなり得るか…ということに関しては,その価格や使い勝手をユーザーが判断することになるでしょうが,一定の割合が折りたたみ式になっていくことは必然。当然,フレキシブルOLEDの需要は上がっていくことでしょう。

 更に,この記事では,その構造の違いから,ディスプレイ内蔵指紋認証の方式に違いが生じることについても紹介しています。

 具体的に言えば,フレキシブルOLEDは「超音波式」と「光学式」の指紋認証が可能なのに対し,リレッジOLEDは「光学式」しか対応しないというのです。

 そして,以前の噂ではiPhoneが採用としているのが「超音波式」。

 超音波式の方が,精度・認識速度の面で優れており,採用が噂されていたQualcommのセンサーも「超音波式」のようです。

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 今後ディスプレイ内指紋認証が広がっていけば,当然その制度や認識速度が求められていくはずですので,どうしてもフレキシブルOLEDの採用が望まれるようになっていくでしょう。

 何はともあれ…。
 iPhone13シリーズに「オンスクリーン型Touch ID」が採用されることを心待ちにしております!

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