池井戸潤「民王〜シベリアの陰謀〜」が9/28に発売!
8月には、有川さん、七月さんの新作が登場する…という嬉しい展開となっております。
そして、今度は9月に池井戸潤さんの新作が来るという情報が!
「民王」の第2弾、「民王 シベリアの陰謀」が、9/28に発売されます。
今度はウイルス騒動…安直過ぎ?
新作「民王〜シベリアの陰謀〜」ですが、Amazonの紹介ページには以下のように…。
謎のウイルスをぶっ飛ばせ!!
「マドンナ・ウイルス? なんじゃそりゃ」第二次内閣を発足させたばかりの武藤泰山を絶体絶命のピンチが襲う。目玉として指名したマドンナこと高西麗子・環境大臣が、発症すると凶暴化する謎のウイルスに冒され、急速に感染が拡がっているのだ。緊急事態宣言を発令し、終息を図る泰山に、世論の逆風が吹き荒れる。一方、泰山のバカ息子・翔は、仕事で訪れた大学の研究室で「狼男化」した教授に襲われる。マドンナと教授には共通点が……!? 泰山は、翔と秘書の貝原らとともに、ウイルスの謎に迫る!!
え〜っと、あからさまに安直なテーマなのですが…。
前作は、政治エンタメという目の付け所が功を奏し、ドラマ化もされたことで一躍注目を浴びました。
ドラマの評判が思いの他良く、「原作よりもおもしろい」という声が上がったのはご愛敬。
本作も、現在の重い世間の空気を吹き飛ばすような軽快なやり取りが進んでくことでしょう。
ただ、コロナ禍にあっての「マドンナ・ウイルス」。
なかなか描き方が難しそうではあります。現実の政権の無能さをとことん笑いに変えるだけの、振り切った方向性が「吉」かと…。
原作は、角川書店「小説 野性時代」に連載されたもののようです。
私は未読ですので、それまで現政権のたどたどしい政策を眺めながら、本作の登場を待ちたいと思います。