「RF100mm F2.8L MACRO IS USM」でアジサイ撮ってきた!
先日、無事にCanon「RF100mm F2.8L MACRO IS USM」を手にできたことをご報告しました。
発売前のレビューでも、相当に評判の高かったレンズでしたので、実写を楽しみにしておりました。
昨日、いつもの千秋公園(秋田市)にアジサイを撮りに行ってきました。
評判どおりの写りです!
キレよし! ボケよし!
ピーカン、気温30度超の条件の下、午後3時くらいの撮影でした。
日光が順光で当たっている部分は相当に強い光が当たっていましたし、逆光ではかなりのコントラスト差が生まれるような状況。敢えて日陰でかなり暗い部分のアジサイも撮影しました。
また、マクロ的ではなく、100㎜の中望遠としての性能を見るような画角でも撮影してみました。意外と、様々なシチュエーションを想定した撮影ができたかな…と考えております。
まずは実際の写真を…。(全てDPPでレタッチ済)
事前レビューでも、四隅まで解像度はバリ高と評価されていましたので、かなり期待していましたが、やはりEOS R5との組み合わせによる解像度の高さは秀逸ものです。
ピントがピタッと合った部分の描写はぞくぞくするほど。
もともとR5撮って出しRAWの彩度は抑え気味な傾向が強いのですが、DPPでほんの少しレタッチすると、見事な色合いに変身。
また、最も印象に残ったのは、ボケの美しさです。
開放で撮った際も、見事に柔らかに溶けていくボケには驚かされました。固さ、ぎこちなさとは無縁の、とろけるようなボケ。RF50㎜L1.2にも通じるような、RF・単焦点Lレンズの血統を見たような思いです。
さらに、非常に光が強い状況下でしたが、白飛び、ゴースト、フリンジ等の気になる要素は、私の目には確認できませんでした。光学的に非常に優秀なレンズのように思います。
マクロレンズ、やはり難しい!
写りは優秀ですが、やはりマクロレンズは難しいと感じる実写でした。
AFのスピードは、遅くはありませんが、爆速という感じでもありません。一旦ピントを外した際に再度復活するまでのタイムラグもかなりありますし、コントラストがはっきりしないような撮影対象では、そもそもAFがかなり迷う場面にも遭遇しました。
100㎜マクロ、1.4倍という環境で、そもそも手持ちの撮影が可能になるのも凄いのですが、やはり外での撮影となると、それでも手振れには相当に気を遣います。
特に、MFのピント調節は、やはり三脚座が必須のように感じました。ほんのちょっとの距離感のズレが、大きなピンボケを生んでしまいます。
正直、私のような素人にとっては、更なるAF性能が欲しい…と感じる部分もありましたが、それでも撮影データの美しさには心奪われます。
もっと腕を磨こう…と素直に考えさせられる優秀なレンズとして、自信をもってお薦めいたします。