Digital Photo Professional、アップデートされてます!
先日、「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」の実写インプレッションをお届けしました。
RF100mmの写り、素晴らしいです。
個人的に、マクロでの撮影はそれほど多いとは言えませんが、
「今まで以上に挑戦してみよう…」
と素直に思わせてくれるレンズです。
さて、この記事の中でも書きましたが、EOS R5撮って出しのRAWデータだと、どうも彩度が抑え気味になっており、さえない発色に見えてしまいます。素人ならではのはっきり目の発色が好みという、個人的な判断による部分が大きいとは思いますが…。
そこで、レタッチと現像のために使用しているソフトが、悪名高き「Digital Photo Professional(以降DPP)」です。
まあ、とにかく動作が重い!
当方、Mac Proを使用しておりますが、それでもキビキビ感とは無縁です。もはやこれはマシン性能どうこうということではなく、全てソフト側の問題ですね。
しかし…。
あくまでも純正ということもあり、発色等の写りに関する部分では、少なくとも私には全く不満はありません。lightroom等では、どうしても思うような色味が出ない…という話をよく聞きますね。
また、lightroomではRFシステムのカメラ・レンズプロファイルが提供されていないということで、思い通りのレタッチができない状況のようです。
Capture oneは、カメラプロファイルは提供されているものの、レンズプロファイルは未対応とのこと。
このあたりは、西田航さんが「Canonの弱点」として、最近提言をなさっています。
Capture oneにしても、樽形収差等が目立たない高級レンズであればいいのでしょうが、普及帯のレンズの補正はできない状況。レンズプロファイルが当たっていませんので…。
とまあ、ライセンス的な問題もあってか、どうも最近のCanonの情報公開が滞っていること、さらに、DPPの色再現性が極めて良好なことから、どうしても、
「できることならDDPを使いたい…」
と考えてしまう自分がいます。
そんなに大量のRAWデータをレタッチ・現像する使い方もしていませんし…。
そんな中、DPPのアップデートが来ておりました。
DPP4.15.0、RF100mmのレンズプロファイルも
7月8日に、DPPのバージョンが「4.15.0」に上がりました。
同時に、EOS R6等のファームウェアアップデートも行われており、DPPのアップデート内容も、それに関係する部分になっているようです。
DPPの詳細はこちら。
R6のアップデート内容がこちら。
更に、先日RF100mmのRAWデータをDPPで加工する際に、RF100mm用のレンズプロファイルがダウンロードできる状態になっていることに気付き、早速そのレンズプロファイルを利用して現像することができました。
このあたりの、新しいレンズに対する対応の早さは、やはりCanon純正の最大の強みですね。
願わくば…。
動作スピードを何とかしていただきたい!
DPP3の時代には、処理スピードでこんなに悪評は立っていなかったはずです。若干機能は減らしてもいいですので、本当にシンプルな部分での使い勝手を下げないでいただきたい!
それができないのであれば、他社にしっかりとカメラ・レンズのデータを提供してもらわないと困ります。
Canonは、この点について、一体どのように考えているのでしょうか?