iMac27インチ後継機は「30インチ」?
先日は、なかなか見通せないiMac27インチ後継機に関する記事を書きました。
これまでは「M1X」を搭載する…という説が有力でしたが、この記事内で紹介した情報には「M2X」の可能性に触れる部分もあり、その発表・発売時期も含め、27インチ後継機の姿が見えづらくなってきています。
そんな中…。
一段と踏み込んだコンセプトデザインが公開されました。
30インチディスプレイにM1X搭載?
顎ありには30インチが限界だと思うのですが…
記事によると、
apple lab氏(@aaple_lab)は、リーク情報をもとにして、30インチiMac(2021)のコンセプトデザインを制作し、ソーシャルメディアに投稿した
ということです。
まずもって「おっ」と思うのが、「30インチ」としたディスプレイサイズです。
これまでは、「30〜32インチ」「32インチ」という説が有力でしたが、apple lab氏は「30インチ」でのコンセプトデザインを製作しています。
これが有力な情報を基にしたものなのか、それとも制作側が単にあてがった数値なのかはよく分かりませんが、個人的には「32インチはないのでは…」と考えていることについては、以前に記事にさせていただきました。
この記事の中で私が「30インチ」と考えた理由は、
①「顎ありデザイン」になった新型iMacにおいて、32インチのサイズに「顎」を付けたとなると、その分だけ画面が上方向に設置されることになり、使いづらくなる
②32インチの「Pro Display XDR」とのヒエラルキーを考慮し、それよりも小さいサイズを搭載するのでは?
というところです。
実際に「Pro Display XDR」を使用してる私としては、このサイズ感で「顎」を付けたとなると、画面をもっと下げたいのに顎が邪魔になって…という状況に陥るのではと考えてしまうのです。
もし今回、apple lab氏が、明確な意図をもって「30インチ」を唱えたのであれば、現実的な主張だと支持したいと思います。
また、今回の予想搭載Apple Siliconは「M1X」でした。
以前もお知らせしたとおり、M1Xは冷却性能によって発揮されるパワーに大きな違いがある…とされていますので、MacBookPro14/16インチ以上の性能が見込まれるのかもしれません。
かなり厚めの本体…スタンドの重さ・強度が心配
もうひとつ、Pro Display XDRを使用している立場で言わせてもらえば…。
このコンセプトデザインのスタンド、結構頑丈で無くてはならないでしょう。
Pro Display XDRのスタンドがこちら。
これだけ見ると、大丈夫そうにも見えますが、24インチとの比較を見ると、30インチiMacの本体が相当に巨大化していることが分かります。
当然、それを支えるスタンドも、それなりの強度が必要です。
そして、強度があるということは、「重さ」もあるということで…。
「薄型・軽量」を売りにしていた24インチとは異なり、30インチはかなりのヘビー級になるのではないでしょうか?
もしかすると、このコンセプトデザインよりは薄い一体型ボディーになったり、スタンドが横方向に広がって安定感を強化したり…といった調整が必要になるのかもしれませんね。