常時表示ディスプレイ、来る?
噂では、スクリーン下Touch ID搭載の可能性がどんどん低くなっているiPhone13。
新型iPhoneの「売り」だっただけに、非常に残念な思いがします。
そんな中で、見た目上も「新型」を意識できる新機能として、「常時表示ディスプレイ」の噂が囁かれてきました。
噂が登場した頃は、「スクリーン下Touch IDとセット」での搭載とする説が有力だったため、「思ったより大きなモデルチェンジになるのでは…」とも考え、喜んでいましたが、「常時表示ディスプレイ」単独では魅力も大幅に低下するというもの…。
そんな常時表示ディスプレイですが、いよいよ具体的な情報が出始めているようです。
カスタマイズできないってほんと?
お仕着せの常時表示なら、Watchで十分なのだが…
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者が自身のニュースレター「Power On」で、iPhone13シリーズ(iPhone12s、iPhone12Sとの噂もあり)には常時点灯ディスプレイ搭載モデルがラインナップされる可能性があると購読者に伝えた
ということです。
他のリーカーさん達も常時表示ディスプレイの登場を予想していますし、今回、信頼のおけるガーマン氏からも重ねて情報の発信があったことからも、登場の可能性がかなり高まったのではないでしょうか?
そうなると、「どの程度」の使い勝手のよさがあるのか…が非常に気になるところ。
以前のリーク情報では、様々なアプリ、ウィジェットをロック画面に配置できるようなコンセプト画像もありました。
個人的には、一気に「ウィジェットまで…」というのは無理があるような気がしており、当初はAppleの「純正アプリ」しか表示できない…という感じで制約があると予想しておりました。
そして…
今回、その「自由度」に関する気になる表記があります。それが、
「常時点灯ディスプレイが搭載された場合、ユーザーは時間と天気、アプリの通知を簡単に確認できるようになる」
「常時表示ディスプレイはカスタマイズできず、時間やバッテリー残量が常時表示された”実質的にトーンダウンされたロック画面”になる」
というものです。
具体的に、どのアプリの常時表示が可能か…という情報はありませんが、「カスタマイズできない」という情報が正しければ、相当に不満の残る提案となりそうです。
ここまで書かれているということは、恐らくは当然「純正アプリ」のみの対応となるでしょうし、その中からAppleが用意した数種類のアプリしか表示できない…ということにもなるのでしょう。
それが、「どのアプリなのか?」という観点からも残念ですし、ユーザーの好みに合わせることができない…ということも致命的な弱点となりそう…。
この情報を見た際に考えたのは、
「この程度だったら、Apple Watchユーザーのメリットがないのでは?」
ということ。
限られた純正アプリの通知程度しか表示できないということは、むしろ直で知らせてくれるApple Watchの方が断然メリットが大きいわけで…。
これで、自分の表示したいアプリを選択できるという「自由度」があるのであればまだ考えようがありますが、その自由まで奪われたのでは、
「あれば便利だが、積極的に使いたいとは思えない機能」
ということにならないでしょうか?
バッテリーもちはやはり心配!
やはり、本命は来年以降に、サードパーティー製のアプリの通知も表示できるようになってから…ということになるでしょう。
更に、Apple Watchの歴史から考えても、常時表示ディスプレイを活用すると、バッテリーもちが大きく悪化するのでは…という最大の心配事もあります。
表示できるアプリが余りに貧弱であれば、私はこの機能を「OFF」にすることになるかもしれません。
Watchはあくまでも「時計」として考えた場合は、多少バッテリーもちが悪化しても「常時表示」は欠かせませんでしたが、iPhoneではそこまでの必要性を感じませんので。
これらの考え方は、あくまでも今回の情報が正しいとすれば…という仮定に基づいたものです。何だったら、Appleにはいい意味でこの仮定を大きく裏切って欲しいところです!