第3四半期の業績が過去最高に!
Appleが儲けまくっております!
コロナ禍で、売上が好調だ…ということは当然聞こえていたわけですが、ここまで好調だと空恐ろしくなるくらい売れております。
第3四半期(2021年4〜6月期)の業績が過去最高に!
iPhoneの好調ぶりだけでなく…
記事によると、
本日、米Appleが同社2021年度第3四半期(2021年4~6月期)の業績を発表しまし、4〜6月期としては過去最高の売上・利益となった
ということです。
まずは全体を見ると…。
ということで、目を見張るほどの成長率となっていますね。
特に、「純利益」の増加が顕著であり、「どんだけ利益率高いねん!」と、思わず突っ込みたくなるような数字です。
機種別の動向はこちら。
iPhoneの「50%増」という数字が目立ちますね。新興国でのiPhoneSEの売上増があったということですが、CookCEOは、
「AndroidからiPhoneへの新規乗り換えが多かった」
ということもほのめかしたそうで、iPhoneの人気は底堅いものがあるようです。
また上記の過去の業績推移を見ると、「ウエラブル関連」「サービス」という、新規の事業が着実に浸透し、Appleの新たな屋台骨になってきていることが分かります。Appleの先を見通した戦略が、今のところうまく機能しているということなのでしょう。
更にAppleの経営の足腰を堅牢な者にしているのは、iPadやMacという、従来型の業績が好調だということだと考えます。
特にiPadは、登場当初の勢いが減退する時期がしばらく続きましたが、ここ1〜2年は改善の兆しが見えてきています。
Macにしても、「AppleSilicon Mac」という大冒険を行った直後の業績ということを考えれば、「16%増」という結果は立派だと思います。
iPad、Macとも、今後爆発的に発展する分野ではないかもしれません。しかし、Appleを象徴する分野でもあります。もしこの二つの業績が悪化するようであれば、それはAppleの先行きが危ぶまれることに繋がると予想します。他の分野の業績が非常に好調なこの時期だからこそ、魅力的な製品づくりに向けての研究を滞りなく進めてもらいたいものです。
中国でも復権?
更に地域別の業績を見ると、こちらも非常に好調です。
特に目立つのが、中国の「58%増」。
昨年来の不買運動が解け、これまでの反動が出ているのでしょうか?
XiaomiがAppleを抜いて世界第2位の台数を売り上げた…というニュースもありましたが、世界で唯一の「高級機専門」のスマホメーカーということを考えれば、利益率ベースで考えるとAppleの強みは明らかです。
しかし…。
本ブログでこれまで述べているとおり、iPhoneにおける新技術投入等を考慮した「魅力度」を考えると、なぜiPhone12の売上がこんなにも好調なのか、少々不思議に思えるほどです。
Appleは、次機種「iPhone13」に関してもiPhone12以上の売上を念頭にサプライ品を発注しているとのこと…。その読みは本当に当たるのでしょうか?
そして、コロナ禍が明けた際、ITバフルとでも言える現状がはじけると、売上としても「反動」が出るのは明らかでしょうから、その影響も気になります。
Appleには、現状の売上に油断することなく、常に魅力的な製品作りに取り組んでもらいたいと願います。