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M1 Macの勢いは、「爆発的」とまではいかず…〜今後の高性能Apple Siliconで情勢は変わるか?〜

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爆発的な伸びには至らず…

 先日、Appleの業績がものすごいことになっている…という記事をご紹介しました。

 iPhone、ウエラブル関連の伸びが異様なことになっていたわけですが、Macの堅調な動きを示しました。

 Macと言えば、昨年後半に登場した「M1 Mac」を皮切りに、今後はIntelチップと決別し、Apple Silicon搭載機に切り替えていく…ということをAppleが発表したことで、注目を浴びました。
 当初はアプリの互換性の問題等、導入に向けての様々な問題点もあったわけですが、ビッグタイトルも続々とApple Siliconにネイティブ対応され、導入に向けての障壁もだいぶ低くなってきた印象を受けます。

 そんな中…。
 世界のパソコン出荷台数と製造メーカーシェアのデータが発表されました。Macの数字をどう見るか?
 それが問題です。

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「待ち」なのか? それとも…

 記事によると、

M1チップを搭載したMacが好調。2021年第2四半期(4月~6月)におけるMacの出荷台数は600万台に達した。そして、そのうち90%がM1チップ搭載モデルとなっている

ということです。

 先日のAppleの第3四半期(2021年4〜6月期)収益発表でも、前年同時期「16%増」を記録したことが公開されていましたが、今回の記事では、
「AppleのMacは前年同期比22%増の600万台が出荷された」
とされています。

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 しかし、このグラフを見ると、単純に「22%増」という数値だけで喜んでもいられないのでは…と考えました。
 確かに、他の大手メーカーに対して「22%」という伸び率は最大ですが、他メーカーも昨年に対して大きく業績を伸ばしています。今回の伸びは、コロナ禍により世界的な需要の増加によるものだ…ということは明らかであり、業績が好調なのは何もAppleに限ったことではないということです。

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 いやむしろ…。
 「Apple Silicon」という「爆弾」を投下した直後ということを考えると、この数値以上の変化を期待してもいいのでは…と考えてしまいます。

 まあ、
・これまではアプリの互換性等、買い換えに向けた障壁が残っていた
・発表されたのが「M1」というエントリーモデル向けチップに限られていた
という「伸びきれない」要因があったことも事実です。
 今後は、「MacBookPro14/16インチ」「iMac」等、より高性能なモデルが続々と導入されていくわけですので、その後のシェアが非常に気になるところです。

 そのためにも、Apple Siliconにおいて「コスパ」と「性能」が要求されます。Intelチップ搭載機との明確な違いをアピールすることで、Windowsユーザーを取り込む最大のチャンスを掴むことができるか…が勝負となるでしょう。

 

Apple Silicon機が抵抗なく受け入れられている事実

 この記事の中で、私が最も興味深く感じたのは、
「Mac600万台のうち90%がM1チップ搭載モデルとなっている」
という記述です。

 ということは…。
 Intelチップ搭載のMacBook Pro、iMac等は、完全に買い控えされているということです。

 「MacBook Air」「MacBook Pro13インチ」「Mac Mini」「iMac24インチ」の4機種だけで、全売上の90%を占める…。しかも、iMac24インチは5月末以降の売上分しかカウントされていない…。

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 これ、健闘しているといってもいいかもしれませんね。
 今後、これまで以上にApple Siliconが受け入れられることになれば、Macのシェアがじりじりと向上してくることになるのかもしれません。

 

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